UPDATE : 2021.11.05
(1)アルミと鉄部は違う。アルミは塗れない?
今回は鉄部の塗装になります。
皆さん鉄部といって分かりますか?中々、塗装や建築用語は難しいので皆さんには馴染みがないと思います。
鉄部とは、所謂スチールというか、もっと分かりやすく言うと磁石で付くところになります。
実は磁石に付かないのはアルミというところですね。
アルミは分かりやすいのがアルミサッシ、つまり窓部分になります。
窓部分のアルミ枠は塗れないのです。正確にいうと塗れるのですが、塗っても大抵塗装が剥げてしまうのです。
そのためサッシ部分は塗らないでこのように養生をして塗料が付かないようにするのです。
その養生している写真がこちらになります。↓
このように養生をして塗らないサッシ周りは色がつかないようにするのです。この養生を
しっかりとするしないで塗装の出来栄えが変わってきます。
養生を撮った写真はこちらになります。↓
アップでないので、よく見えませんがこのように壁はしっかりと塗られて
そしてサッシは色が付かないでくっきりしております。アルミサッシは塗れないのです。
(2)代表的な鉄部は結局どこなの?
では、鉄部ってどこなのでしょうか?代表的な鉄部をご紹介をしていきます。
①アルミサッシ出窓の天部分
これが意外だと思います。アルミは塗れないのですが、アルミの出窓の天部は実は塗れるのです。
アルミ出窓の天部とはこちらになります。↓
これを見る限り天部分は、かなり汚れていますね。
この天部分を塗るとこのようになります。↓
最終仕上がりはこのようになります。↓
②次に代表的な鉄部と言えば、レンジフードの出口というか換気口です。
これはよく見ると分かります。こちらです。↓
キッチンでファンが回るところの外とつながっている箇所となります。
最近のレンジの出口は、これほど多くなくこんな感じになっています。
キッチンでファンが回るところの外とつながっている箇所となります。
かなり小さくなっております。これはアルミでないので塗れます。
③土台水切り
これも代表的な鉄部となります。外壁のサイディングである下の部分が鉄部なんです。
屋根の板金などでも使われていて所謂「ガルバリウム鋼板」と呼ばれている鋼板です。鉄部。
塗っているとこがこのような感じになります。↓
この土台部分は、お家によっては「アルミのもの」もあります。
形により違うのでご自宅がアルミであるのかどうかも調べておくことも必要ですね。
④戸袋鏡板や雨戸部分
実はこの雨戸も鉄部になります。スチール製になります。サッシはアルミなのですが、
雨戸はアルミでなく、ほとんどがスチールや鉄製となります。
このようなものです。↓
雨戸は大抵、雨戸を外して塗ることにしております。なぜだか分かりますか?
それは、雨戸は最後に一枚は雨戸の収納されている戸袋に端が隠れておりますし、
また雨戸を塗り乾かしておくと、お家が暗くなるので外して塗ります。
当然一日では乾かないときもあるので雨が濡れないように養生はしていきます。
(3)まとめ
鉄部は実は意外なところに、少しづつあったと思いませんか?
皆さんはなぜ、鉄部を塗るのかということは理解していると思います。
それは、鉄は時間が経つと錆びてしまうこともあるので、しっかりと塗装をしていきます。
すこしでの傷ができるとその小さい部分から段々、錆びて行ってしまうので
しっかりと塗装を行い、錆からお家を守って欲しいと思います。
残りの工事はもうあとわずか。最後まで気を抜かず仕上げていきたいと思います。
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