UPDATE : 2021.12.03
今日は高圧洗浄の後の工事です。
(1)サイディングの外壁にあるシーリングの役割は何かご存知ですか?
サイディングの外壁では必ずシーリングというものがあります。
このシーリングは、コーキングと呼ばれることもありますが、
そもそも、サイディングにシーリングはなぜ、使われているのかご存知でしょうか?
シーリングとは、サイディング材の間に使われているこのような材料です。↓
このK様邸はサイディングと出隅と呼ばれる家の角部分、柱部分に使われる部材と
(我々は役物と呼びます)本体サイディングのつなぎ目に使っております。
このつなぎ目に使う理由は、ずばりサイディングが伸び縮みをするからなんです。
そのために伸びたり、縮んだりすることの緩衝材としてこのシーリングがあるのです。
したがって、このシーリングがないとサイディングは必ず伸び縮みでずれてしまいます。
そのため外壁が割れてきたり、また板の隙間がつまったりとトラブルになるわけです。
つまり、このシーリングはサイディングボードには、無くてはならない役割があります。
そして、このシーリングが切れてしまっていると、実は水が外壁の中に入ってしまいます。
当然、外壁の中に入るとよくないので工事は、
「高圧洗浄」→「シーリング撤去」
となるわけです。当たり前なのですが、この工程しっかりやらない方もいるようです。
(2)シーリングも色々な種類があり種類により、耐候性が違う
続いて、このシーリングの種類なんですが、技術の進化のおかげで、とても長く持つ
高耐候性のものが販売されています。ここ10年ぐらいの話です。
一つは、「通常のもの」そしてもう一つは、「高耐候のもの」です。当然長持ち度合いが違うわけです。
10年ぐらい前には、ほとんど使われていませんでした。
性能的には、
「通常のシーリング」で大体10年~12年
「高耐候のシーリング」で大体15年~18年くらい
で長持ち、切れなどがなくなります。
このシーリングが仮に切れると何が起こるのでしょうか?
シーリングが切れてしまうとその部分から雨水が外壁内へ侵入してしまいます。
もちろん外壁内には防水紙があるので家の中には水は入りませんが、やはり水が壁内に
入ることはよくないのです。
因みに、シーリングが切れている状態はこんな感じです。↓
板と板の間のシーリング切れてしまいそしてその裏にある目地が銀色に見えてきております。
かなり劣化している状態になります。
このような状態が長く続くと外壁の目地から雨が入ってしまいます。
この切れることが今耐久が出てきまして、「通常のシーリング」の耐久性が長く伸びました。
耐久性がよいものを使えば、切れにくくなりそして、切れるまでの時間が長くなります。
この耐久性が以前のシーリングよりも日々進化してよくなってきております。
そしてシーリングの工事はこのようにしていきます。
①シーリングの撤去をします↓
②この撤去したものにマスキングテープを張ります↓
③プライマーと言って必ず必要な粘着あるものを入れます↓
④いよいよシーリングを充填していきます↓
⑤充填したシーリングをしっかりと伸ばしていきます↓
この作業実はとても大切です。なぜなら、このしっかりとへらで押さえることで
仕上がりの綺麗さが変わってくるからです。
シーリングも充填は当たり前ですが、綺麗に仕上げることもとても大切なんです。
⑥最後にマスキングテープを外して完成です。とても綺麗に仕上がりました。↓
今回はシーリングでした。実は外壁塗装と言ってもシーリングなどもやるので
塗ることだけではないのです。
なかなか難しいと思いませんか?
次回は太陽光発電について少しお話をしていきたいと思います。
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