UPDATE : 2022.01.17
(1)住宅のベランダの防水とは何があるのか?
2階建てのお家にお住まいの方は、ベランダがあるかと思います。
ベランダは洗濯を干したりとまた少し外に出て空気を吸ったりと、良いこともあり家にあると快適ですよね。
このベランダ部分は当たり前ですが屋根がないので防水をします。
もしこの防水をしないとそこから下にある部屋内へ雨が漏れてしまうのです。
この雨漏りさせないために防水をして家の中に水が入らないようにします。
ところで、この防水には数種類の工事方法があります。
その代表的な防水をあげると以下の2つになります。
①FRP防水
②ウレタン防水
この2種類が住宅のベランダに使われている防水となります。
最近のお家ではほぼ、①のウレタン防水となります。
このY様邸ではFRP防水なんですが、このFRP防水の特徴は
強度と耐久性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)を防水分野に応用した工法で、
軽量かつ強靭で耐水性、耐食性、耐候性に優れた防水工法になります。
少し難しいのですよね。
簡単に申し上げると、プラスチックの防水繊維マットを床に敷くことにより、その繊維マットを
防水用塗料で固めて防水の層をつくり、水が入らないようにするわけです。
その防水層を作っていく工程が、こちらになります。↓(出典:日本特殊塗料カタログより)
この中で
6項目のマット張付けが、ガラス繊維のものを張り付ける作業となります。
そして、ガラス繊維を張り付けてからトップコートという表面保護の塗装、防水保護を
行っていきます。こんな工程で防水ができるのはかなり面白いと思いませんか?
(2)FRP防水のメンテナンスは何をするのか?
このようなFRP防水も実はメンテナンスをしていかないといけません。
なぜなら、防水は常に雨が降ると雨が
あたりますし、そこの防水は軒があればよいのですが、最近の
お家は軒もあまりないわけでその軒に直接水がかかるのでかなりの劣化が知らない間に
進んでいるわけです。
今回リフォームをさせていただいているY様のベランダは
FRP防水のもので、写真をお見せするとこんな感じです。↓
この写真をみたら「あーこれね」という方も多いかと思います。
このFRP防水をリフォームをするつまりメンテンス方法は、
この防水面へ「トップコート」という塗料の防水材を2回塗ることで防水層のFRP部分を保護します。
このガラス繊維が切れてしまわないようにトップコートをして保護するイメージです。
リフォームをするときの工程は下記のようにしていきます。
①まずトップコートを塗っていきます。↓
②さらにトップコート面に厚みをつけるために2回目のトップコートを塗ります。↓
このように
2回塗りトップコートの厚みが劣化することを遅くしてくれるのです。
このトップコートを塗ることでまめにメンテナンスしておけば防水層は切れることはあまりありません。
メンテナンスは非常に大切です。
また塗装をすることが如何に雨や紫外線からお家を守るということが理解していただけると思います。
塗装はやはり大切ですよね。
次回は、雨樋に関してのお話をさせていただきます。
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