UPDATE : 2022.03.16
(1)屋根と壁が重なる箇所は要注意です!
今回は雨漏れの原因となる別の箇所をお伝えいたします!
雨漏れと聞くと、みなさんが頭に思い浮かぶのは、まず屋根から入って、そして雨が上からぽたぽたと連想し、
屋根のつぎに壁かな?と想像しませんか?
こんなイメージです
その原因はきっと壁に穴があいている、または屋根にすこし傷や穴が開いているなどのイメージではないですか?
実は雨漏れの原因として壁にクラックなどの穴や隙間があいているケースはありますが、屋根に穴があいているケースはまれなのです。
経験上、一番多いのは屋根と外壁の接点箇所から屋根の板金がおかしくなっているということが原因なんですよね。
具体的な場所でいうとこういうところです。
今回のK様邸でもこちらが怪しかったのでみてみました。
この箇所を剥がしてみるとなんとこんな感じです。
怪しいとおもってはがしてみるとこのようになっておりました。
雨漏れ原因は、流れてきた雨が外壁の外に流れないで壁内に入ってしまっていることなんです。雨漏れのプロセスは単純なのですが、
外観だけでは想像する事はなかなか難しいと思います。
もし雨がもったら「あれ? 外壁と屋根の重なる箇所かな?」ということを思い出してほしいです。
このように雨漏り箇所はいろいろなパターンがありますが、悲しいかな原因は施工不良が殆どなんです。
屋根が壊れるとか、台風が原因で屋根が飛んでったということはまれです。
ご心配の方はすぐご相談ください。
(2)K様邸 で直したこと
実際の作業はベランダが終わった後、他の箇所を順番に剥がしていきました。
この外壁と屋根との接点、「壁どまり」部分を剥がした写真です。
この箇所も前回お伝えしたように直せば問題ないです。
これだけ腐ってしまうと本当に直せばよいのかと不安になりますよね。
そして雨漏れ原因は上記でも述べたように「雨水が外側へ」出なかったことが原因です。
外側へ雨水を出すようにするには、板金を入れることなんです。
板金を入れることによりしっかりと直しました。
そして、木材もしっかりと入れなおして、外壁が張れるようにもしました。
雨漏りは直らないと思いがちですが、かならず直すことは可能ですので、ご安心ください。
雨漏りは、一日でも早く修理することをお勧めいたします!
なぜなら、木材は水で腐ってしまうので、腐る(腐食)する前に直すことができれば、被害を最小限にとどめることが可能なのです。
反対に、後に引き延ばせば延ばすほど、被害は進んでしまいます。
雨漏れしているかも?とか、雨が間違いなく入りこんでいるなどと思ったら時は、早めにご相談ください。
お待ちしております!
次回は、外壁の防水の仕組みについてお伝えいたします!
住宅メンテナンスに関する書籍を出版しました。
題名:「あなたの持ち家があぶない!」
UPDATE : 2022.08.09
UPDATE : 2022.08.05
UPDATE : 2022.08.04
UPDATE : 2022.08.02
UPDATE : 2022.08.01