UPDATE : 2022.03.17
(1) 外壁の雨漏り原因は防水紙が無い
前回までは雨漏れのする箇所として
ということをお伝えしましたが、この2箇所が漏るのは「防水処理」が悪いからということでした。
そもそも外壁の水はどのように部屋内へ入ってこないようになっているのか?
結論から申し上げると外壁は「防水紙」です。
この防水紙をしっかりと張ることにより外からの雨、水を中に(部屋内)に入れないようにしております。
前回お伝えした屋根と壁の場所は、もともとの施工はこちらでした。
↓
見ての通りで板金がないこともありますが、この雨が流れてくる〇のところになにも防水紙がないのです。
流れてきた雨がそのまま木が受けてそして、だんだんと染み込んでいくので腐っていきます。
こちらの家もこのような感じで防水紙がありませんでした。
このように防水紙がないことにより、雨が入ってしまうのですね。
外壁の防水をする構造は、「1次防水」と「2次防水」という構造になっております。
1次防水とは、外壁材そのもので、
2次防水を外壁材の下にある防水紙をいいます。
雨風が強くなると、やはりかなり外壁材に雨が入ってしまうのです。
そのために2次防水という考えで雨を家の中にいれないのです。
そして特に雨が染み込む場所 今回でいうと、屋根の部分などは一枚の防水紙では足りないのですね。
理由は普通の箇所よりも雨が入りやすいのです。
今回この壁と屋根の箇所は、雨が吹き付けても問題ないようにこのように屋根のところにも屋根の防水紙をいれております。
そして作業を順番にお伝えします
そして板金部分にも防水テープをはり
最後に防水紙をはりました
これで完璧に2次防水完成です。
このように防水処理をすることが雨漏りしない理由です。
雨漏りする場合には必ず、施工に何か問題があります。
雨漏りでお困りの時は是非ご相談ください。
(2)防水紙の次は胴縁工事
ある程度悪い箇所に張っていきまして、K様邸の防水紙を張り終わりました。
それが終わると今度は胴縁工事といってサイディング材とお家の躯体に通気を取るための胴縁(木材)を取付けます。
このように取り付けます。
まず防水紙
そして胴縁です
この胴縁はとても大切な役割なんです。
また次回にお伝えします。
次回は、外壁での雨に関してお伝えしたいと思います。
住宅メンテナンスに関する書籍を出版しました。
題名:「あなたの持ち家があぶない!」
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