UPDATE : 2022.07.22
ベランダ雨漏りの一番の原因は笠木。笠木の正しい施工方法と笠木内部を解剖する!
(1)ベランダ笠木とはどこの部分?
(2)ベランダ笠木の不具合事例
(3)ベランダ笠木の標準施工とは?
(4)ベランダ笠木の直し方は?
(5)ベランダ笠木で起こるシロアリ被害
(6)まとめ
(1)ベランダ笠木とはどこの部分?
お家のベランダこれはとても便利かつ快適な場所です。しかしこのベランダは一番家の中でも雨漏りしやすい部分でもあるのです。
ではベランダのどこの部分が雨漏りしやすいのでしょうか? それはずばりこのベランダの笠木と言われている箇所です。
笠木とはここの部分です!
この笠木部分どうして雨漏りしやすいのかを今回は解説をしたいと思います。
(2)ベランダ笠木の不具合事例
このベランダの不具合事例を見てもらえると明らかに分かります
ベランダ不具合事例その1
ベランダ不具合事例その2
この2つの事例をみていただくと明らかなように笠木の天部を防水処理していないことが不具合の事例です。
そして、この笠木の不具合ともう一つは、ベランダの風穴である箇所からの雨水の侵入。
また湿っている状態がおこるのが不具合の理由です。
(3)ベランダ笠木の標準施工とは
防水処理がされていないために防水処理をすればよいわけです。これがベランダの標準で言われている施工要領書となります。
参考資料 JIO標準施工書
https://ssl.jio-kensa.co.jp/members/book/SN2046-02QA.pdf
この施工要領書のように、鞍掛シートというものをベランダ天部にしっかりとかけていくことが重要となります。
その防水処理が一番重要となるわけです。
天部の鞍掛がとても大切です!
(4)ベランダ笠木の直し方は?
このようにベランダを直していきました。
①笠木を外しました
②防水シート、鞍掛シート
③笠木の天部処理 サイディング
④笠木設置、完成
(5)ベランダ笠木で起こるシロアリ被害
ベランダ笠木やベランダ部分の不具合は雨水侵入とベランダの湿気が原因でした。
この原因があるとシロアリ被害も起こります。なぜなら、シロアリは、「水」と「湿気」が大好きであるからです。
シロアリがどのようにでたのかをご紹介します。
まず、笠木部分、ベランダ部分に湿気が多くてとても湿気が多かった状態でした。
シロアリは実は水分が大好きなんです。そのためにシロアリはこのような場所に発生します。
ベランダに関してこのように調査をしてみましょう!
①まずは水分検査をします!どれぐらいの水分があるかのチェックをしてみます。
②水分が高いところは、剥がし検査をしてみます。これは見ないと分からないのでかなり説得力あるものです。
③よくみるとかなり水が含まれてます。分かりますか?
④このベランダ状況でベランダ部分の表を剥がしてみました
いました。なんやらあやしい塊です。
⑤塊を拡大してみるとこのようなもの!
これは、シロアリが木材を食べてしまったあとになります。
もうすかすかですので、柱分がなくなると家が倒壊してしまうことがよく理解できます!
⑥違う箇所を確認するとシロアリ発見
シロアリは、食べつくすと他の場所にまた動き食べていきます。
そのためにやはり湿った箇所があるとよくないということが分かって頂けると思います。
そのため、湿気があるところは、やはりチェックが必要となります。
(6)まとめ
今回は雨漏りが一番多い ベランダの笠木の部分についてご紹介をさせていただきました。
笠木部分も、ベランダもそもそも「屋根がない」ということが雨があたるので雨漏りしやすいということになります。
ここで改めて「屋根が必要」ということお言えます。
そして「屋根がない」こそ しっかりと「雨仕舞」をしていくことが必要なわけです。
雨が入らない処理をすることが家を長持ちさせることになります!
そして、湿っているという箇所は、ベランダにもシロアリは上がって来てしまうのです。
このようにベランダは、雨漏りだけでなくシロアリの
被害も起こりうるためにとても気をつけるべき箇所といえます。ご心配であるときはいつでもご相談をください。
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