防水と言えば最強であるFRP防水について　特徴とメンテナンス方法

（１）FRP防水とは何か？

（２）FRP防水の特徴と用途とは？

（３）FRP防水の工程とは？

（４）FRP防水のメンテナンス方法

（５）まとめ

（１）FRP防水とは何か？

液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。

非常に耐久性もあり、近年住宅用の防水としてとてもポピュラーなものになっております。

また、 出来上がった防水層は、継ぎ目のないシームレスな層とななるために、とても優れた防水性能も発揮します。

 これがガラス繊維です。

（２）FRP防水の特徴と用途

分かりやすいために従来よく使われていたウレタン防水との比較でまとめてみました。

（３）FRP防水の工程とは？

①まずは、FRPマットを敷く前の下塗りをしっかりと行っていきます。

しっかりと塗りこむことでマットがずれないようにしていきます。

②この上にガラスマットを敷き、またその上に樹脂を塗り込んでいきます。

③この②の工程を2回繰り返すことを２プライということで２回ガラス繊維マットをいれた回数をいうわけです。

通常新築住宅のFRP防水は、２プライの防水をします。

④トップコートの塗布

繊維を塗った箇所に２回のトップコートを塗り更に表面を強化していきます。

このようにトップコートを２回ぬり完成です。

（４）FRP防水のメンテナンス方法

このFRP防水ですが、なかなか切れないということはそうなのですが、やはりお家によっては痛むこともあります。

このような傷みが家によってはあります。

①あまり痛んでいないFRP防水

これは通常の通りトップコートを塗布していきます。

②痛んでいるFRP防水

表面がかなり痛んでおります。そのために単にトップコートだけではだめそうでウレタン防水を一層いれて仕上げることにしました。

このように防水は状況によりメンテナンスがかわります！

 （５）まとめ

今回は最近一番使われているFRP防水についてお話をさせて頂きました。

FRP防水をすることは、新築住宅では工期がとても短いので最適となります。

しかしながら、雨の日に防水をしたりあせって防水を終わらせようとするとかえってあとあと不具合もでるのが事実です。

ベランダはそもそもこの床に雨が直にあたるわけなので屋根材がないのでとても雨にさらされ危険な場所です。

そういう意味でもしっかりと防水をすることはとても大切なことになります。

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