リフォームお役立ち情報屋根・外壁に塗装が必要理由1

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屋根・外壁に塗装が必要理由1

UPDATE : 2025.02.06

屋根・外壁のメンテンナンスといえば、代表的なものもちろん塗装です。その塗装がどうして

必要であるかをまとめてみました!

1 住宅の機能を維持するための塗装の重要性

塗装は、ただ家を美しく見せるという美観の観点だけでなく、住宅の重要な機能を守り、維持するための「保護膜」として重要な役割を果たします。以下、塗装がどのように住宅の性能維持に貢献するか、具体的に解説します。

① 防水性の維持

塗装は、防水機能を保つために重要な役割を果たします。屋根や外壁に塗装することで、

屋根材と外壁材の材料に雨水や湿気の侵入、染み込みなどを防ぐことが可能となります。

 

② 塗装の効果と役割

 雨水が屋根材や外壁材に侵入すると、水が染み込んでいきます。時間が経つと塗装も劣化していくために、まず屋根材と外壁材自体の材料基材がいたみ、また時間が経っていくと、内部の木材が腐ったり

する可能性もでてきます。さらに、屋根の板金などの金属部分が錆びたりもします。塗装によってこれを防ぎ、構造材が長持ちするようになるのです。

屋根・外壁に塗装が必要理由1

また塗装には、防水塗料というものもあるので、(JIS C0920  規格)この防水塗料を用いるとより雨をはじくのと、建物への侵入を防ぐことが可能です。構造材への侵入を防ぐことが可能です。ただし、密閉してしまうので塗装部分が膨れてしまうこともあります。

 

③ 紫外線による劣化の防止

紫外線(UV)は建材にとって大きな敵です。長時間、太陽の紫外線にさらされると、外壁や屋根の塗膜が劣化し、ひび割れや色褪せが進行します。

  • 効果: 塗装によって紫外線を反射し、建材の劣化を防ぐことができます。
  • : 塗料にUVカット機能があることで、色褪せやひび割れが進行する速度を遅らせます。

 

④ 温度管理と省エネルギー

遮熱塗料や断熱塗料を使用することで、建物の温度管理が向上し、省エネルギーにもつながります。

効果は、夏は熱を反射して室内温度を下げ、冬は内部の熱を逃がしにくくするため、冷暖房効率が向上します。

遮熱塗料で下がる温度は、

10-15度 と言われております!

しかしながら、遮熱塗料の効果はあまり体感は厳しいというのが現実です。なぜなら、室内温度への影響は

限定的であるからです。例えば屋根を遮熱塗料でぬり、その屋根下の部屋である2階の部屋の温度に

関係しているのは、次の2つで

 

1:窓からの日射熱が室温上昇の主要因(約70%)

2:壁面からの熱貫流は全体の20-30%程度

 

この影響を計算すると遮熱塗料でのインパクトは、壁面の20%であり、遮熱塗料での対策で

10度の温度変化があると せいぜい 1-2度になり、体感としてはあまり感じないと思います。

よって、塗った屋根部分自体は、温度は下がりますが、あまりにも窓からの影響を受けるので部屋の

温度は思ったより下がりません。

ですから部屋の温度を下げたいのであれば、「窓リフォーム」を考えてする方が効果があります。

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⑤ 遮熱塗料の効果とは?

遮熱塗料を塗ると温度の上昇を抑えることは可能ですので、温度変化がの差が通常塗料よりも

少なくなります。したがって、伸縮の幅が狭くなることにより、材料への負担も少なくなる

ことはあります。

さらに当然紫外線の影響からは軽減できるので保護効果は期待できます。

(実際に、遮熱塗料と建材寿命の直接的な相関を示す データは調べてみましたが、ありません。

よって定量的に測るのは難しく、あくまでも定性的なものになります。)

しかし、遮熱塗料によっては遮熱の付加機能により耐候年数が下がるものもありますので、塗料を

選定するときはよく検討する必要があります。

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