リフォームをする場合、自分の家にもかかわらず、他人のアドバイスやお勧めでリフォーム時期をきめていないようです。

それでよいの？と思いますが、実はそれにはリフォームをするべき時期の判断基準がないからと考えます。

今回はシリーズで屋根リフォームのタイミング、判断となる目安をお伝えしていきます。

１-１　屋根塗装のタイミング いつ塗り替えるべきか？

「屋根の塗装、そろそろした方がいいのかな？」と迷ったときは、まず家の築年数を目安にしてみましょう。一般的に築10～15年の住宅であれば、屋根に大きな傷みがない限り、塗装で十分な効果が期待できます。

ただし、屋根の状態を地上から確認するのは難しく、見落としも心配です。最近では、ドローンを使った調査サービスを提供する業者も増えてきました。高所からの詳細な写真で、屋根の状態を安全かつ正確にチェックすることができます。

【写真付き】塗装を検討すべき屋根の症状

①色あせ・色むらが目立ってきた

②苔やカビが生えはじめている

③小さなひび割れや塗膜の剥がれが出てきた

④ほとんど汚れていない屋根

このような症状が見られる段階での塗装は、塗装だけでもすみますし、まだ痛みが小さい段階ですので予防ということを考えて実施すると大きな問題になることの発展を止めることも可能です。

⚠️ 要注意ポイントとしては、
屋根材自体が劣化している場合（大きく屋根材が反りや割れ）は、残念ながら塗装では対応できません。そのため、定期的な点検と早めの補修が大切です。「まだ大丈夫かな」と思った時が、また、「あーやらないといけないなぁ」ということが、実は塗装の適したタイミングかもしれませんね。皆さん時々勘違いをしていますが、雨漏りは塗装では対応できないので気を付けてください。

➡️ 実践アドバイス
写真による屋根診断サービスは、多くの場合無料か低価格で利用できます。複数の業者に依頼して比較検討するのもおすすめです。ご自身のお家なので気になる方は点検することをお勧めいたします。

このように早めの対応で、大切な住まいを長く快適に保つことができます。次項では、塗装工事の具体的な内容と費用について詳しくご説明します。