リフォームお役立ち情報屋根葺替えのタイミング
REFORM USEFUL INFO.

UPDATE : 2025.03.12
屋根の葺き替え工事は、今家のある屋根材を完全に撤去し、新しい屋根材に取り換える本格的
な改修方法となります。この工法は、建物を守る上で大切な屋根を新しくすることなので、
建物の耐久性と資産価値を維持することが可能となるので、重要な役割を果たします。
築25年前後の住宅では、屋根全体に劣化が見られることが多くなります。また、屋根材の
防水は基本屋根材の下にある防水シート ルーフィングが雨を止める役割をしております。
このルーフィングは25年前後で劣化をしてきます。
かなり劣化しております。
葺き替えを検討するタイミングは、主に築年数と屋根の状態という2つの観点から判断します。
①築年数について
まず築年数については、一般的に築25年以上が一つの目安となります。特に瓦屋根の場合、
棟部分の劣化や全体的な色あせが目立つようになってくるこの時期が、葺き替えを検討する
適切なタイミングとなります。ルーフィングは25年で劣化がかなり進んでおりますので25年が
一つの目安となるのです!
② 葺き替えを検討すべき屋根の状況
次の状態であると屋根の全面葺き替えをすることになります。屋根の葺き替えには
カバー工法もありますが、カバー工法は屋根材により可能な工事は限られてくるので
カバーできる屋根とできない屋根がありますが、葺き替えは既存屋根の撤去を行うの
でなんにでも対応できる工法となります。
葺き替えで適している屋根は、基本は屋根が瓦の場合が多いのです。
雨漏りは建物の構造体にも影響を及ぼす重大な問題です。特に複数箇所での雨漏りが 確認される場合は、部分的な補修では対応が難しく、葺き替えがよいです。構造を変える
必要もあるかもしれません。
3:屋根材の破損や欠落が見られる場合
台風や経年劣化による屋根材の破損した状態は、建物の防水性能を著しく低下させます。
このような状態が広範囲に及ぶ場合、葺き替えを検討する必要があります。
💡 ポイント:部分的な補修では対応できないほどの損傷が見られます
これは実際に屋根に上って点検しないと発見が難しい問題です。通常、雨漏りなどの症状
が出てから確認されることが多く、腐食が確認された場合は葺き替えによる抜本的な改修
が必要となります。
⚠️ 注意:この症状は屋根裏に入らないと確認できません。雨漏りが発生したら、必ず
下地材の状態もチェックしてもらいましょう。
瓦屋根の葺き替え工事は、建物の改修工事の中でも特に高額となる工事の一つです。
これは工事内容が多岐にわたるためです。まず既存の瓦屋根を撤去する必要があり、
この作業には慎重な手間と時間が必要となります。さらに撤去した瓦は産業廃棄物と
して適切に処分する必要があり、その処分費用も決して安くありません。
新しい屋根材については、瓦自体の材料費に加え、下地材や防水シートなどの付随する
材料も必要となります。また、瓦屋根の施工には熟練した職人による丁寧な作業が必要で、
その人件費も工事費用の大きな部分を占めます。さらに、安全な作業を確保するための足場
設置も必須となり、これらの仮設費用も総工事費に含まれます。
屋根の葺き替えの必要性は、屋根の防水機能であるルーフィングが劣化するタイミングで行う事。
そして地震のことが気になる方、地震で危険な地盤やお家は家の屋根を軽くするということは
有効な手段であると言えます。(地震の箇所で再度お伝えします!)また葺き替えということ
でなく葺き替えを載せ替えといい屋根を一旦おろして悪い箇所のみを補修するということも可能
です。高価なリフォームですので色々と検討していただくことが必要です。