リフォームお役立ち情報外壁リフォームの基礎知識|劣化症状のチェックポイントと判断基準

REFORM USEFUL INFO.

神奈川県央・西湘エリア 工事棟数No.1(外壁メーカーニチハ株実績)

外壁リフォームの基礎知識|劣化症状のチェックポイントと判断基準

UPDATE : 2025.02.16

割れている外壁

外壁リフォームを検討する際、最も重要なのは適切なタイミングの見極めです。早すぎるリフォームは無駄な出費となり、遅すぎると建物の構造体にダメージを与えてしまいます。本記事では、外壁リフォームが必要な時期を自分で判断できる具体的な基準と、見逃してはいけない外壁の異常について詳しく解説していきます。

外壁リフォームが必要になる時期の目安

外壁リフォームの基礎知識|劣化症状のチェックポイントと判断基準

外壁リフォームの時期は、使用されている外壁材の種類によって大きく異なります。一般的な目安として、新築から10年を経過したら専門家による点検を受けるのがおすすめです。

窯業系サイディングの場合、塗装は10年から15年、コーキングは7年から10年程度でメンテナンスが必要となります。金属系サイディングは比較的耐久性が高く、15年から20年程度が塗装の目安です。モルタル外壁は10年から15年でひび割れの補修と塗装が必要になることが多いでしょう。

ただし、これらはあくまで目安であり、立地条件によって劣化速度は変わります。海岸近くでは塩害により劣化が早まり、幹線道路沿いでは排気ガスの影響を受けやすくなります。日当たりが強い南面と北面では、劣化の進行速度に差が出ることも覚えておいてください。

自分でできる外壁劣化のチェックポイント

外壁リフォームの基礎知識|劣化症状のチェックポイントと判断基準

外壁の状態は、定期的なセルフチェックで把握できます。以下の症状が見られたら、リフォームを検討する時期といえるでしょう。

チョーキング現象で塗装の劣化を確認

外壁を手で触ったときに白い粉が付着する現象をチョーキングといいます。これは塗装の防水機能が低下しているサインです。チョーキングが発生すると、外壁材への水分浸透が始まり、劣化が加速していきます。

チェック方法は簡単で、晴れた日に外壁を手のひらで軽くなでてみるだけです。手に白い粉が付着したら、塗装の劣化が進行している証拠となります。特に日当たりの良い南面や西面で確認されやすい症状です。

ひび割れ(クラック)の危険度を見極める

外壁のひび割れは、その幅によって危険度が異なります。髪の毛程度の細いひび(ヘアークラック)であれば、すぐに問題になることは少ないですが、幅0.3mm以上のひび割れは要注意です。

特に窓やドアの開口部周辺に発生するひび割れは、構造的な問題を示している可能性があります。縦方向のひび割れよりも、横方向や斜め方向のひび割れの方が雨水が浸入しやすく、早急な対処が必要となります。

コーキングの劣化は雨漏りの原因に

サイディング外壁の目地部分に使用されているコーキング材は、5年から10年で劣化が始まります。コーキングの劣化は、ひび割れから肉やせ、剥離という順番で進行していきます。

指で押してみて弾力がなくなっていたり、隙間が見えたりする場合は、打ち替えが必要な時期です。コーキングの劣化を放置すると、雨水が内部に浸入し、断熱材の劣化や構造体の腐食につながる恐れがあります。

見逃しがちな外壁の異常サイン

外壁リフォームの基礎知識|劣化症状のチェックポイントと判断基準

日常的に目にしている外壁だからこそ、緩やかな変化に気づきにくいものです。以下の症状は見逃しがちですが、早期発見により大規模な修繕を避けることができます。

カビや藻の発生は防水性低下のサイン

北面や日陰になりやすい部分に、緑色や黒色の汚れが付着している場合、それはカビや藻の可能性があります。単なる汚れと思いがちですが、実は外壁の防水性が低下し、水分を含みやすくなっているサインです。

カビや藻は根を張って外壁材を徐々に劣化させていきます。高圧洗浄で一時的に除去できても、防水性が回復していなければ再発してしまいます。広範囲に発生している場合は、塗装によるメンテナンスを検討しましょう。

塗装の剥がれや膨れは下地の異常

塗装の剥がれや膨れは、表面的な問題に見えますが、実は下地材の劣化や施工不良を示している可能性があります。特に膨れは、内部に水分が溜まっている証拠であり、放置すると外壁材の腐食につながってしまうのです。

小さな剥がれであっても、そこから雨水が浸入し、被害が拡大していきます。部分的な補修で済む段階で対処することが、トータルコストを抑えるポイントです。

外壁の変色や色あせの進行度

外壁の色あせは緩やかに進行するため、気づきにくい劣化症状のひとつです。新築時の写真と比較すると、その違いに驚くことがあるでしょう。色あせは見た目の問題だけでなく、塗装の保護機能が低下している証拠でもあります。

特に赤や青などの鮮やかな色は褪色しやすく、5年程度で色の変化が目立ち始めます。全体的に白っぽくなってきた、ツヤがなくなってきたと感じたら、塗装の劣化が進行しているサインです。

定期的なチェックで最適なリフォーム時期を見極める

外壁リフォームの適切な時期を見極めるには、日頃からの観察が重要です。チョーキング現象、ひび割れ、コーキングの劣化などは、自分でも確認できる代表的な劣化症状です。これらの症状を早期に発見し、適切なタイミングでリフォームを行うことで、建物の寿命を延ばし、結果的にコストを抑えることができます。

塗装は、見た目の美しさである美観を保つだけでなく、住宅の外壁材の性能を保護し、機能を維持することをになります。そして、その外壁材を保護することにより家の性能、長持ちをさせることが可能になるので塗装は、欠かせない作業と言えるでしょう。

ヤマテック株式会社では、無料で屋根や外壁の診断を行っています。屋根はドローンを使用し、撮影した写真を見ながら現在の状態や施工の有無を判断いたします。まずはお気軽にご相談ください。

▶With Reformへのご相談はこちらから