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外壁を100年持たせるメンテナンス方法|種類別の管理ポイントを徹底解説

UPDATE : 2025.11.28

外壁を100年持たせるメンテナンス方法|種類別の管理ポイントを徹底解説

「外壁のメンテナンスって、いつ何をすればいいの?」「できるだけ長く家を持たせたいけど、どうすれば?」

住宅の外壁は、適切なメンテナンスを続ければ100年という長期にわたって機能を維持できます。しかし、放置すれば20〜30年で深刻な劣化を招き、大規模な改修が必要になることもあるのです。

この記事では、外壁の種類別メンテナンス方法と、100年維持を実現するための具体的な管理ポイントをわかりやすく解説します。

外壁を100年持たせるために知っておきたい基本の考え方

外壁を100年持たせるメンテナンス方法|種類別の管理ポイントを徹底解説

外壁を長持ちさせる秘訣は「予防保全」です。問題が起きてから対処するのではなく、劣化する前にメンテナンスを行うことで、外壁の寿命は大きく変わります。

具体的には「早期発見・早期補修」「定期点検の習慣化」「記録の保管」の3つが柱となります。小さなひび割れを放置すれば雨水が浸入し、下地まで傷んでしまいます。逆に、早めに対処すれば補修費用も抑えられ、外壁全体の寿命を延ばせるのです。

外壁の種類別メンテナンス方法

外壁を100年持たせるメンテナンス方法|種類別の管理ポイントを徹底解説

ご自宅の外壁材によって、適切なメンテナンス時期や注意点は異なります。まずは、代表的な3種類の外壁について見ていきましょう。

サイディング外壁のメンテナンス

現在の住宅で最も多く採用されているサイディング外壁。メンテナンスの基本は以下のとおりです。

メンテナンス周期の目安として、清掃は年1〜2回、最初の塗り替えは15〜20年目、その後は10〜15年周期で塗装を行います。シーリング(目地のゴム部分)は10年を目安に打ち替えましょう。

点検時のチェックポイントは、目地部分の汚れや痩せ、金具の腐食、サッシ周りの隙間などです。特に南面は日光と雨の影響を受けやすいため、重点的に確認してください。

注意点として、高圧洗浄は圧力を控えめに。強すぎると塗膜を傷める原因になります。

モルタル外壁のメンテナンス

昔ながらの塗り壁であるモルタル外壁は、クラック(ひび割れ)対策が重要です。

メンテナンス周期の目安は、塗り替えが10〜15年周期、シーリングは8〜10年での打ち替えが推奨されます。クラックは見つけ次第、早めに補修しましょう。

点検時のチェックポイントは、微細なクラックの有無、浮きやはがれ、雨水が当たりやすい部分の状態です。指で軽く押して浮きがないか確認する方法も有効です。

注意点として、髪の毛ほどの細いクラックでも放置は禁物。雨水の浸入口となり、内部の劣化を早めます。

ALC外壁のメンテナンス

軽量気泡コンクリートとも呼ばれるALCは、断熱性に優れますが、水に弱い特性があります。

メンテナンス周期の目安は、塗り替えが15〜20年周期、パネル間のシーリングは10年周期での打ち替えが目安です。

点検時のチェックポイントは、パネルの割れや欠け、目地の状態、雨水の浸入経路などです。結露対策が適切に機能しているかも確認しましょう。

注意点として、ALCは水分を吸収しやすいため、塗膜が劣化すると内部まで水が浸透します。塗装の劣化サインを見逃さないことが大切です。

100年維持を実現する5つの管理ポイント

外壁を100年持たせるメンテナンス方法|種類別の管理ポイントを徹底解説

外壁を100年持たせるためには、種類別のメンテナンスに加えて、長期的な視点での管理が欠かせません。

1. 点検体制を確立する

年2回(春と秋がおすすめ)の定期点検を習慣にしましょう。自分でできる範囲の目視点検に加え、5年ごとに専門家による詳細診断を受けると安心です。

2. 「劣化前」のメンテナンスを心がける

塗装は色あせや剥がれが目立つ前に、シーリングは硬くなる前に対処するのが理想です。「まだ大丈夫」と思ったときが、実は最適なタイミングかもしれません。

3. 環境面での対策を施す

庇やバルコニーで雨掛かりを軽減する、通気層を確保して湿気を逃がすなど、外壁への負担を減らす工夫も効果的です。

4. 補修・改修の質を確保する

安さだけで業者を選ばず、実績と信頼性を重視しましょう。使用する材料の品質も、長期的な耐久性を左右します。

5. 記録を残して経年変化を把握する

点検結果や補修履歴を写真とともに記録しておくと、変化に気づきやすくなります。将来の売却時にも、適切な管理の証明となります。

まとめ

外壁を100年持たせるために最も大切なのは、「問題が起きる前に対処する」という予防保全の姿勢です。

ご自宅の外壁の種類を把握し、適切な周期でメンテナンスを実施すること。定期的な点検で小さな劣化を見逃さないこと。そして、記録を残して経年変化を把握すること。

この3つを実践すれば、100年という長期にわたって外壁を良好な状態に保つことができます。まずは今の外壁の状態をチェックするところから始めてみてはいかがでしょうか。

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