リフォームお役立ち情報屋根塗装工事 縁切りの重要性~縁切りをしないと雨漏りが起こる~ 現場レポート④ 伊勢原市M様邸-4(10月29日)

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屋根塗装工事 縁切りの重要性~縁切りをしないと雨漏りが起こる~ 現場レポート④ 伊勢原市M様邸-4(10月29日)

UPDATE : 2021.10.29

今回は屋根の塗装です。

屋根といっても屋根材は実は色々とあるのです。

屋根の材料を紹介しながら、その屋根材によっての塗装の仕方を紹介していきたい思います。

 

(1)屋根材の種類

一般的な木造の住宅では大きく分けて以下の屋根材が使用されております。

  • スレート屋根
  • 金属屋根
  • 瓦屋根 

このような種類の屋根材がありますが、そのなかでも今日はM様邸でも使われている

スレート屋根=コロニアル屋根について、特徴や塗装のときに起こりうる問題点を含めて書いてみました。

 

(2)スレート屋根の特徴

スレート屋根はこのM様で使われている屋根材です。

今では住宅で使われている屋根でとてもメジャーになってきました。

一般的にコロニアルと呼ばれております。

 

スレート屋根は、この屋根材がコロニアルという商品名だからなのです。

M様のお家はこのような屋根材でした。これがコロニアルと呼ばれるスレート屋根です。↓

屋根塗装工事 縁切りの重要性~縁切りをしないと雨漏りが起こる~ 現場レポート④ 伊勢原市M様邸-4(10月29日)

この写真の上側で色が変わっている箇所を見て下さい。

そこはもう塗装を塗り始めた箇所となっています。

上部がシーラーといって下塗りを済ませています。

 

このコロニアル屋根の塗装をするときに一番気をつけていかないといけないのは、

「縁切り」と呼ばれるコロニアルに写真のような部材を入れていくことです。

それがこちらになります。↓

屋根塗装工事 縁切りの重要性~縁切りをしないと雨漏りが起こる~ 現場レポート④ 伊勢原市M様邸-4(10月29日)

丸で囲ってある黒い部材がタスペーサーという部材になり「縁切り部材」となります。

タスペーサーは拡大するとこのような写真です。↓

屋根塗装工事 縁切りの重要性~縁切りをしないと雨漏りが起こる~ 現場レポート④ 伊勢原市M様邸-4(10月29日)

 

プラスチック製で優れものなのです。

なぜ優れものかというと、値段が安く縁切り部材としてこれを開発したからです。

本当にアイデアものですよね。

 

実はこの部材が開発されるまでは塗装をしたあとに塗った屋根材の間を少しづつ切っていきました。

切ることによって「縁切り」をしていたのです。

 

しかし、実際に塗装職人さんが縁切りをしていくと言っても中々難しいです。

なぜなら

・縁を切ってもまた塗料でくっついてしまう

・塗装をしているとどこまで縁を切ったか分からなくなってしまう

このように人間なので施工でエラーを起こしてしまうのです。

 

縁切りをする際に、この部材を使うことで

「部材が入っているところは縁切りをした。」

「入っていないところは、縁切りをしていない。」

ということに判断ができるので、縁切り作業が明確になるわけですね。

部材が入っている箇所を目でみて確認できます。

その確認作業もしやすいので施工のエラーミスが結果無くなることに繋がります。

この確認が目で見てできるということはすごいですよね。

 

もし、縁切りをしなかった場合はどのようなことが起こるのでしょうか?

それは「水が屋根の中にたまってしまうので雨漏りを起こす」ことになります。

 

屋根で一番多いトラブルは、「雨漏り」です。

実はこの「雨漏り」が起こる原因は、この縁切りができていないことで起こることが多いのです。

怖いですね。

 

(3)屋根裏の釘穴から雨漏れが発生する

おそらく大半の方はないかと思いますがご自宅の屋根裏に登ったことはありますか?

屋根裏に登るのは実は雨漏れした時や問題が起こった時しか見ないと思います。

 

昔はよく私の家でも雨漏れもしたりそして何より、ねずみが多くいました。

夜になるとねずみのガサガサという音がしてねずみとりを

置くために父親と屋根裏に登った思い出があります。

 

 

今では仕事として「雨漏り屋根」を調査するために屋根裏に入っております。

まさか自分がこんなに屋根裏に入るとは昔は思いませんでした。

 

屋根裏を見ると「雨のシミ」「このコロニアルを留めている釘」など色々と見えてきます。

 

この写真は屋根裏をのぞいた時の写真です。↓

屋根塗装工事 縁切りの重要性~縁切りをしないと雨漏りが起こる~ 現場レポート④ 伊勢原市M様邸-4(10月29日)

屋根のこのように屋根裏からも雨染みが見れるのです。

そして、この漏れている量が多くなると「雨漏り」ということになります。

 

しかし、雨漏りしていると気づくのは、この雨が天井に落ちてきて、

そして、その落ちてきた水が雨染みになっていくことで分かるわけです。

 

したがって、雨漏れが起こっていても気づいた時には、「かなり雨漏れが前から起こっていたのか?」

また、「雨の量が多くて雨漏れが起こったばかりなのか?」ということも考えられます。

 

雨がこれだけ天井に垂れていくと、雨染みになります。

これが天井に降りた雨染みです。↓

屋根塗装工事 縁切りの重要性~縁切りをしないと雨漏りが起こる~ 現場レポート④ 伊勢原市M様邸-4(10月29日)

かなりの雨染みなんです。

また、これを室内の天井側からみると雨漏りということになります。

 

(3)どのように釘がある場所から雨漏りがするか

このように天井にコロニアルを留めている釘が屋根の野地板(屋根の木部分)に出ております。

こちらです。↓

屋根塗装工事 縁切りの重要性~縁切りをしないと雨漏りが起こる~ 現場レポート④ 伊勢原市M様邸-4(10月29日)

 

よく見ると水が染みていて、釘が錆びているのが分かりますか?

このように錆がでているのは、

・屋根材に詰まった水を伝わって屋根の下に水が落ちている。

・水が落ちていることが雨漏りになっている。

 

雨漏りも実は、原因があります。縁切りをすることが大切であることが今回のレポートでご理解

いただけたら嬉しいです。

雨漏りが発生してしまったら、いつでもウィズリフォームへお問い合わせください。

お待ちしております。

 

次回は屋根塗装の続きです。

屋根についてと塗装についてまたお伝えします。