UPDATE : 2021.12.13
(1)部位・素材により使う下地材を選ばないといけない
このK様邸のお家は、ハウスメーカーのMホームでした。
このお家の破風材は、このような材質を使っています。↓
この破風の材質は、実は塩ビと言われる材質となります。
今のお家ではだいたい窯業系(サイディング材)と同じものが多いのですが、
こちらはこの塩ビでした。
塗装の基本は、3回に塗りです。
①下塗り
②中塗り
③上塗り
この下塗りには何を使うかというとシーラーと言われる塗料を使っていきます。
この下塗り剤を塗装する材料にしっかりと付着させることにより、
中塗りと上塗りがしっかりと密着をしていくようにしていくわけです。
塗装はそういう意味では、下塗りが命と言われるぐらいに、とても大切なものとなります。
仮に、この下塗りがしっかりとしていないとなると、塗装が剥げてしまうことになるのです。
よくこのように塗装が剥げてしまうのは実は、この下地がしっかりと密着
していないことが原因となります。
また、この下塗り剤シーラーは何かというと、
「塩ビ」に合ったシーラー材料をつかいます。
この塗るものに対して、シーラー剤は変えていかないといけません。
そのようにシーラー剤を変えることが必要となってきます。
ちなみにこちらの塩ビではこちらの下地材を使いました。
(2)下塗りをしっかりとすることで、塗装は密着性が確保される!そして長持ちに!
塗装箇所に下地剤をしっかりと塗ったら今度は中塗り、上塗りです。
まずは、ケレン作業をして、下塗りの前の準備をします。
⓪ケレン作業はこちらです。↓
その後ケレン作業である程度密着をよくさせて、
①下塗りをします。塗っている様子です。↓
①下塗りをしっかりとさせて、しっかりと乾燥時間をとり、次に②中塗りをしていきます。↓
その後また乾燥時間をとり、最後の③上塗りをしていきます。↓
しっかりと破風も塗れました。これで3回塗り完成です。
このように下塗り剤をしっかりと塗布することにより、その後の中塗り、上塗りが
活きてきます。塗装をする際には、実は密着がとても大切というお話でした。
次回は、軒天のお話をいたします。
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