UPDATE : 2022.02.28
(1)最近の雨樋はとてもお洒落!
雨樋の役割は何か皆さんご存じですか? すこし具体的に考えてみました。
1.屋根に降った雨を集める、そして排水
2.土台や地面部分へ跳ね返り雨を防ぐ
3.1F屋根への雨水がなるべく少なくなる
意外に地味な役割ですが、先日も申し上げたように家の敵は「水」であるので、その「水」からお家を守ることは必須であると言えます。
屋根から水を集めるとは、このような事です。 1の雨樋の役割はこのように雨水をしっかりと受け止めることです。
この雨樋を軒樋と言います。雨水を受けることにより、建物に雨がかかることを防ぎます。
2.流れた雨はどのように排水されるのか?
この軒樋で集まった雨水は竪樋というものにながれて排水されます。
3.下屋根からの雨水とはこの写真のように上の屋根からの雨水をしっかりと受け取り、そして1F屋根の軒樋へ排水をしていきます。
このように雨樋は単に雨水を流すだけでなく家を自ら守ることができるのですね。雨樋の役割が地味でなおかつ重要であることが理解
していただけたかと思います。
(2)雨樋のデザインもかっこよくなった!
いままでの雨樋というとこのような丸いものが雨樋と皆さん思っていませんか?
この雨樋は正式名称は「はんまる」と言われたり「はんげつ」と言われたりしております。
そのまんまなんですが。(笑)
この雨樋、日本ではさまざまな形があります。しかし、友人の設計建築士からは不評でした。なぜかというと?
理由はシンプルです。単にデザインが格好わるいということです。それはこの雨樋が軒樋から竪樋へ流れる集水器です。
(写真の赤丸印の場所)
例えば、外国の家でこのような雨樋なんですよね。
ところが日本の雨樋はこちらとなります。
日本の物は必ずこのように「でっぱってます」そうなんです。因みにこちらも。よくあるタイプです
スタイルがすっきりしていないことが設計の先生が嫌がることです。
言われてみると少し目立つのはありますが、我々専門業者からするとそんなに感じないのは少しずれておりますかね?
こんな設計士さんの声なのか、理由は分かりませんが最近の雨樋はかなり良いスタイルのものがでてきました。非常にお洒落です。
こんなかたちのものです。
出典:KMEWカタログ
https://sumai.panasonic.jp/amatoi/lineup/
このように雨樋もデザイン性が求められてきたのでとてもお洒落になりました。今後も楽しみです。
次回は雨樋でよくあるトラブルをご紹介します。
住宅メンテナンスに関する書籍を出版しました。 題名:「あなたの持ち家があぶない!」 https://www.amazon.co.jp/gp/product/4776210878?pf_rd_r=G6HB1JJ5ZRWRF8N7557B&pf_rd_p=3d55ec74-6376-483a-a5a7-4e247166f80b
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