UPDATE : 2022.03.18
(1)外壁雨漏れはやはり壁と屋根があるところ
外壁の防水性能は、防水紙であることを前回お伝えしました。この防水紙をはるには、通常の面は
下記のように張ることでよいのですが、サッシ周りなどは、実は防水テープが必要となります。
防水テープとはこんなものなんです。
いろいろと種類はあるのですが、代表的なものの防水テープです。
下の写真は雨が持っている箇所です。
この漏れている箇所をそして表(外側)の外壁をみるとだいたいこんなところです。
窓の上は「庇」というのですが、屋根の小さいものと考えていただけるとよいかと思います。
こちらの原因は何かというと考えらえるのは、サッシがあるので防水テープと思いました。実は防水テープとは次のように張り、
サッシと外壁の間に雨が入らないようにしております。
このようなイメージで張っていきます。
そもそも外壁のところに水が入り、そしてその入った水がサッシ上にたまっていくとその雨がサッシと家の構造材の隙間にまわるのです。
実際こちらのお家はこんな状況でした。
このように、防水テープもなければ 防水紙もなかったのです。
おそらく外壁にあるクラック(ひびわれ)から水がはいり、そしてそのひび割れから水がしみて雨が入っていったのが原因でした。
実はモルタル壁の雨漏りはこのようなことが多いのです。
このようなトラブルから防水紙を張るように最近の施工は標準になったのです
ちなみにK様邸はこのようにしっかりと防水テープをはり防水紙をはりました。
(2)胴縁の必要性
前回の工事はこのように胴縁(木材)を家の構造材へ留めている作業でした。
胴縁を留め付けるのはサイディングの通気構法というものが必要であり、標準施工となります。
こちらが内容
簡単に申し上げると外壁と構造材の間に隙間を設けることになります。
この隙間を設けることにより、外壁の裏も乾き、そして木材にも湿気をためないようにいたします。
そのために、水分が低くなるのですね。単純な話なんです。
このように通気を取らないと問題おこり、塗装しても剥がれてしまいます。
通気を取ることがサイディング施工では今は標準です。
この施工がとても大切であるということをお伝えしたいと思います。
次回は、通気構法でないと何が起こるかをお伝えいたします。
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