UPDATE : 2022.05.23
(1)塗装するシーリングと塗装できないシーリングがあります!
このK様邸は、1Fがクリア塗装をする外壁リフォーム、2Fが塗装をする(色をつける)外壁リフォームでした。
そもそも外壁塗装というと、色を塗るということが本来の塗装のようですが、サイディングボードの場合ですと、
基本はシーリングがあるのでそのシーリングを取り替えてその上から塗装をしていくことになります。
今回のK様の2Fがそのような工程作業でした。
こんな感じです。
このシーリングは塗装ができるものでして、シーリングはどの種類でも「塗装ができる」という訳ではないのです。
通常屋根のシーリングやまた、よく洗面台などをに使うシーリングはこの「シリコン系」と呼ばれるシーリングです。
例のモノタロウで売ってます(笑)
これは、耐候性や耐水性にとても優れているものでして、そのため水回りの箇所で使うシーリングです。
「キッチンやお風呂そして、洗面台」に使うのはシリコン系のシーリングと覚えておいてください。
そして塗装ができないのです。
そして、塗装ができるシーリングは「変性シリコン」という名のものが塗装ができるものとなります。
私たちは略して「変シリ」とも呼んでおります。
このように「塗装ができるもの」、そして「出来ないもの」があり、当然塗装ができる種類のもので塗装をする
ということを覚えておいてください。
このように白いサイディングが変色をしてしまいます。シリコンシールはかなりの油分がでますので注意が必要です。
(2)塗装ができるものでも実は種類があります。
塗装ができるシーリングでも実は、通常のサイディングボード用のシーリングと、塗装に適しているサイディングボード用の
シーリングがあります。
そもそもサイディング用のシーリングで何が問題というかと最近はあまり見かけなくなりましたが、このような「ブリード」という
現象がでてきます。
このようなサイディング用のシーリングで打つと実は「可塑剤」というものがでて外壁に黒くでてしまうという現象があります。
一方、この「ブリード現象」を出さないものがあります、そのシーリングがNBといって「ノンブリード」
というものを使用します。
こちらです。
NBがノンブリードという意味となります。
塗装をするときは、やはり塗装用というものを使用するのが一番です。私達は用途によって分けるようにしております。
シーリング材も種類があり用途が沢山ありますので、用途に使い分けて使用する必要があります。
塗装をするときは、業者さんにしっかりと質問をして見て頂く方が安心です。
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