UPDATE : 2022.06.07
(1)屋根の防水紙 ルーフィングの種類について
今回はルーフィングについて少し詳しくお話をしたいと思います。
屋根は家を組み立てていくなかで一番最後に組立が終わる箇所です。私たち専門業者ではそれを「上棟」と呼んでおります。
こんな感じです。
①まず、このように軸を組んでいきます
②屋根の骨組みができたらこのようにベニヤ板張っていきます
これは下から見た写真ですが、張り終わるとこんな感じに出来上がります。
③野地板完成
この野地板の上に「ルーフィング」と呼ばれる防水紙を張っていきます。
このルーフィングを張る、そしてその上に屋根材を葺く(張っていく)ということになります。
模式図
このようにルーフィングがあり屋根には雨が入らないようにしております。
外壁でもありましたが、
①一次防水 → 屋根材 (外壁だと外壁材)
②二次防水 → 屋根ですと → ルーフィング
外壁ですと → 透湿防水シート となります。
このルーフィングの性能により、雨漏りしやすいとかしにくいとか、と言う事が起こります。
ルーフィングの性能がとても大切ということです。
ルーフィングはこんな種類がありまして、それぞれの特徴は以下の通りです。
これをみると
現代では、本当に50年ももつルーフィング材がでてきたのだというのが圧巻ですね。
今まででは考えられなかったことです。基本はルーフィングで止水をするわけですからこのような性能は屋根には最強であると考えます。
弊社では30年前後のものを標準で使用し、50年のものはオプションで取り扱っております。
屋根のこと、ルーフィングのことで心配ごとがあれば何なりとお申しつけください。
(2)ルーフィングの遮熱効果を考える
前回お伝えしたようにこのお家のルーフィングは、遮熱用のルーフィングでした。先ほどお伝えした
ルーフィングとは違い、また別のものであります。
これが写真
商品名はノアガードと呼ばれていて、特徴は
①釘で留めるときの釘穴を小さく縮まるようになっている
②遮熱効果もある
写真の光具合がとても遮熱しそうな感じですね。
図解は下記の次の通りです。
これをみると ルーフィングの弱点である
①釘穴をふさぐ
②屋根の熱くなるのを涼しく
ということが解決されています。
ちなみに耐候年数は、30年前後です
いずれにしても 屋根リフォームは見た目の屋根材も大切ですが、もっと地味にルーフィングをしっかりと気にしてもらえると
良いかと思います。
住宅メンテナンスに関する書籍を出版しました。
書籍名:「あなたの持ち家があぶない!」
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