UPDATE : 2022.06.15
(1)雪止めの役割とは?
「雪止め」屋根と言えばこの部材は大切な部材です。
皆さんは雪止めというと、あまり雪が降らないからそんなに関係ないと思いがちですが、意外に雪が降らない地方でも
雪止めは必要な部材であります。簡単に雪止めの役割をまとめてみました。箇条書きに申し上げますと
①屋根からの雪が落ちないようにするため
②隣の家に雪が落ちないようにするため
③人身事故を防ぐため
この3つが主な理由です。雪が落ちるといってもたいしたことないと皆さん思っていませんか?
実は雪って意外に威力があるのと重さがあるのです。
どれぐらいかというと、雪の重さは外気が低いときに降った新雪と外気が高いときに降った締まり雪(降って積もった雪)によって
重さが違うと言われてます。
ざっと一般的な家の屋根が70㎡ぐらいなので、この面積に雪が積もって重さ大体35tぐらいです。
これ凄くないですか?ただしこれは高さ1mの雪の高さ30センチだとして3分の1ですからこれでも10t以上もあるのです。
雪が沢山降り積もるとかなりの重さになるということです。雪が多い地方で雪下ろしが危険と納得できますね。
このように重い雪ですから、雪を支える、落ちないための雪止めかなり大切な役割ですよね。
ちなみにこの雪止めをつけることで本当に雪がおちないようになります。耐久性はこんなイメージです。
ちなみにどれぐらいの雪止めをつけるのがよいかというと、まず雪止めは家の躯体部分つまり、構造材に留めることが必要なので、
大体455ミリの間隔に取り付けるのが原則となります。
そして、屋根の横方向に取り付けることにより、面として雪を受けるとめ力を分散させるイメージです。
雪止めの種類は、実は屋根材によって決まります。屋根に取り付ける必要があるので屋根材によって形が変わってきます。
①コロニアルの雪止め
②金属屋根 雪止め
③瓦用雪止め
瓦は屋根材と一体型となるパターンが多いです。
④瓦用雪止め 金属雪止め
⑤アスファルトシングル用 雪止め
いずれにしても雪止め大切ですね。
(2)今回はルーガ屋根用の雪止め
上記で申し上げましたが、雪止めは屋根材により変わります。
そのため今回はこのルーガという屋根材用のものを使用します。このような雪止めを取付けました。
(3)雪止めはあとでも取付けられるの?
雪止めを取付けることの重要性は理解いただけたと思います。ではこの雪止めは
①どれぐらいの費用で
②リフォーム後でも、新築後でもつけられるの?
この2つが皆さんの疑問になると思います。
費用は、¥2,000/m ぐらいです。(数量にもよります)
また後でも「あとつけ雪止め」というものがあるので問題なく設置することが可能です!
次回は金属屋根の葺き替え方をお伝えします。
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