リフォームお役立ち情報「屋根・外壁専門業者がお伝えする 屋根・外壁専門知識」その6(7月5日)

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「屋根・外壁専門業者がお伝えする 屋根・外壁専門知識」その6(7月5日)

UPDATE : 2022.07.05

家の頭部分は屋根 屋根の構造を解剖する!

 

屋根とは家を雨から守る大切な役割があります。この屋根ですが皆さん屋根材だけを屋根と思っているのではないでしょうか?

実は屋根はこの家の骨組みがあってそして屋根の材料を張っていきます。今回はこの屋根構造についてお伝えをしていきます。

 

(1)屋根ってどうなっているの?屋根の構造は?

(2)屋根の構造と野地板とは?

(3)家がどのように屋根が組まれるのか? 上棟までの流れ

(4)屋根構造と屋根材仕上げの関係 屋根の葺き方

(5)まとめ

 

 

(1)屋根の構造とは?


屋根を支える骨組みを小屋組といいます。イラストにある通りのもので、そして実際の模型では、このようになっております。

 

小屋組のイラスト

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これをみると名前がいろいろありますが、実はこの名前が難しいのが建築です。それぞれの役割は何かというと、

 

①垂木 : 棟木から母屋、桁にかけて設置する材で、野地や屋根材を支える。

断面寸法は、母屋間隔や軒の出などによって決定する。

②桁 :  2階柱や最上階の柱にかける横架材のうち、梁と直交方向にかけるもの

③母屋 : 垂木を受ける部材で垂木と直交して配置する

④妻梁 : 桁と桁の間にいれて、束を支える横架材。小屋の荷重を支える。

⑤小屋束: 梁の上で、母屋を支える短い材料。母屋や棟木を支える

⑥棟木 : 軸部材の最上部に使われている横架材。屋根の荷重を小屋束や梁へと伝える役割がある

⑦小屋筋交い: 地震力や風圧力などの水平力に抵抗し、軸組の変形を防ぐ役割がある。

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(2)屋根の構造と野地板とは?

 

屋根はこの小屋組みを組んで作成されてます。そしてこの上に野地板という厚さ12ミリのものを張っていきます。

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この野地板は、屋根を張る時の下地にもなるわけです。当然屋根材は載せるだけでは落ちてしまうわけですので、

この野地板に釘でとめていくことになります。そのための下地としてとても大切なものです。

 

この野地板の上にルーフィングを張り、そして防水をします。この野地板があることにより雨漏りも防ぎます。

 

(2)-②

野地板には種類が3つあります。

それは、

Ⅰ 杉板で「バラ野地」とも言われます。昔は今のように合板を張らないでこのようなバラ野地を張ってました。

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Ⅱ 合板はこの写真にあるもので、ラーチ材などの合板を張ります。リフォームでは既存野地板に上に張ることもあります。

今の主流です。

 

Ⅲ 耐火野地合板・・・耐火野地合板は耐火性能をもったものです。

一部のメーカーにものがあり、ビル建築や学校なのどの下地で使われるものとなります。

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(3)どのように屋根が組まれていくのか?

屋根が出来上がる状態を「上棟」といいます。その上棟までの工程を説明していきます。

 

まず、柱を組、屋根の小屋組みをするまではこのようにおこなっていきます。

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そして、次に小屋組みをしていきます。

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そして 屋根の野地板をはっていきます!

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野地板をはってブルーシートをしておきます。

野地板が濡れないようにするためです。 このように屋根は木材を組立していきます。

 

仮に30年経って屋根の野地板がくさってしまったり傷んでしまうことは、家の構造も腐ってしまう可能性があるのです。

そのために、屋根のメンテナンスをすることは非常に重要であるということになります。

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(4)屋根構造と屋根材仕上げの関係 屋根の葺き方

 

このように屋根ができたところで今度はしっかりと屋根材を張っていく作業となります。

ここからが屋根業者さんがやる仕事です。

 

屋根を張っていく前にルーフィンをしていきます。

 

ルーフィンをしている写真。

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そして屋根張りはじめ  工事はじまりました。

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そして最後に完成しました。

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このようにルーフィングをして屋根の本体を葺いて(張って)いきます。

  

(5)まとめ

今回は、屋根というと屋根材だけを思い浮かべがちですが、その屋根が張ってある屋根小屋組み、そして

屋根の構造からお伝えさせていただきました。屋根といっても屋根材は仕上げ材。その中の構造が一番大切なことになるので

しっかりとメンテンスを考えた屋根工事が必要です。

 

 

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