リフォームお役立ち情報「屋根・外壁専門業者がお伝えする 屋根・外壁専門知識」その7 破風板と鼻隠しなどの役割(7月8日)

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「屋根・外壁専門業者がお伝えする 屋根・外壁専門知識」その7 破風板と鼻隠しなどの役割(7月8日)

UPDATE : 2022.07.08

鼻隠し・破風板・ケラバ板金の補修方法とメンテナンス方法

 

外壁塗装というと通常は外壁だけでなく、付帯部と言われる鼻隠しや破風板そして、ケラバも含まれます。

しかし、外壁や屋根は全般的に言葉が難しくてわかりずらいことが多いのも実情ですよね。

今回はそれぞれの場所を説明しながら役割やその他大切なことをお伝えしていと思います。

 

(1)鼻隠し、破風板、そしてケラバとはどこの部分?

(2)鼻隠しの役割

(3)破風板の役割

(4)ケラバとケラバ板金の役割

(5)それぞれの補修方法とメンテンナンス方法

(6)まとめ

 

(1)鼻隠し、破風板とケラバの場所

 

今回は屋根の部分に係る直接屋根部分ではないところをお伝えします。この部分は地味ではありますが、

この部分があるかないかでかなり屋根の位置付けが変ってきます。

 

ずばり写真をみてもらうと分かりますが、

①鼻隠し 赤字の場所

②破風  青字の場所

③ケラバ 緑字の場所

 

雨樋がついている場所が鼻隠しで、所謂切り妻といって、「斜め」の部分が破風となります。

そして、破風の屋根の部分を「ケラバ」ということになります。

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(2)鼻隠しの役割

鼻隠しは雨樋をつける箇所の役割。そして屋根部分でいう軒先部分をさします。

この軒先部分は、実は垂木を支えている大事な部分です。

役割はずばり

①屋根の強度をあげる

②垂木の先端につけて 垂木先端を腐らないようにする

③軒天の下地を組むために必要

④雨樋をつけるために必要

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因みにこれは、鼻隠しがない昔のお家

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確かに雨があたることが多くて、垂木が腐りそうです。また、この垂木が腐ってしまうと今度は屋根も弱ります。

横にしっかりと「鼻隠し」が入ることで間違いなく強度が増します。

 

(3)破風の役割

この破風は鼻隠しと間違いがちですが、この部分です

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破風は、妻側のところでずばり役割は、

①母屋や棟木につけて、屋根を守ります

②あることで、横殴りの風などから家をまもります。

③家の顔の役割となる。

家の妻があるので 家が立派にみえます。

(なぜ、妻というかというと、昔妻は端にいることが多くつまやという場所があったからという説もあります)

  

(4)ケラバの役割

ケラバの役割は、この妻側の部分を雨風から守るのが主です。言葉でいうと斜めの部分が妻側そして、

雨樋がつく方が軒先側といいます。このケラバがあるとは、つまり家の形が三角になるということで、

屋根に降った雨が流れやすくなるということにもなります。

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また、ケラバの板金はここに取り付ける板金をケラバ板金とをいいます。

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ケラバ板金があることで、屋根を設置できるのと、この板金があることで、屋根の中に水が入らないで

水が流れていくようになっております。

 

(5)それぞれの補修方法

 

まず、破風と鼻隠しの補修というか、メンテナンスは、基本塗装です。

塗装をすることでこの部分の部材劣化を防ぐことになります。

この部分は、実は屋根よりも先に雨があたり、そして、雨が風で回って強い風などさらされとても雨風にあたる、

過酷な環境に置かれた部分です。

特に、最近のお家は破風 → 不燃材 ということですが、昔の家(30年前)は、この部分は、木材が多かったのです。

破風が水にあたることが多いのでこのように時間が経つと割れてきてしまいます。

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これは40年ほどまえの破風部分ですが、とても劣化しております。このように塗装をしている色が剥げたりそして割れてくるのは、

雨水があたることがやはり多いからなんです。

 

また最近の破風部分は、このような材料をつかってあるので、まず木のように割れたりはしません。

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これは塗装をしている写真となります。

  

では塗装ができないのはどうするかというと、もう、板金で施工をするしかないのです。

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このようにも板金で覆います!

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破風はこのように雨樋がついていないので板金を設置することできます。

しかし、鼻隠しは、雨樋をとらないと板金をつけられないので鼻隠しの板金巻きをするときは、「雨樋交換」もお勧めとなります。

 

鼻隠しの板金設置の場合、雨樋交換が必要ということですが、雨樋を取りはずして同じものを設置できないか?ということも

考えられます。その答えは、基本できます。

しかし、一旦外すと破損してしまう部材が古いと部材そのものがないことが起こります。

よって、ケースバイケースとなります。

 

最後にケラバに起こる不具合です。

 

ケラバで起こるのは、このケラバ板金を留めている木が劣化して釘が浮いてきます!

こんな感じで抜けてきそうです。

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そして、このケラバ部分を補修していくのには、ビスなどで留めていきます。

 

(6)まとめ

今回は、鼻隠し、破風、そして屋根で重要なケラバに関しての役割とそして補修の方法をお伝えしました。

 

再度まとめると、鼻隠し、破風がないと屋根は安定しないというか長持ちしないものとなっております。

そのためにこの部分をメンテナンスや不具合が起こったときは補修をする必要があります。

 

そしてこの部分を直すことを勧めてくれる業者さんがきっとしっかりと家をみてくれる方、みることができる業者さんであると思います。

屋根外壁のちょっとしたところを見れる業者さんがいると便利ですね。

 

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