UPDATE : 2022.08.02
屋根の野地板について考察する なぜ野地板は大切のか?
(1)野地板とはどこをいうのか?
(2)なぜ野地板は大切なのか?
(3)野地板が痛む原因は何か?
(4)野地板を直す方法とは?
(5)野地板点検のすすめ
(6)まとめ
(1)屋根の野地板とは?
屋根の野地板、それはずばりここを言います。そして野地板とは、屋根材を留め付けるためのものであり、
この野地板があるために家の屋根の強度と形を作っております
木造住宅は軸組み工法ともいわれてます。このように柱を組み垂木を立てて野地板を張っていきます!
これは野地板を裏側からみた写真
上からみるとこのようになります。
この野地板がないとしっかりと強度とれないのは明らかです。
(2)なぜ野地板が大切なのか?
①この野地板がないと家の屋根部分の強度が保たれない
②そして野地板がないと屋根も取り付けが難しい
③特に強度がある屋根材なども取り付け(葺く)ことができない
④屋根がないと家は雨風からしのげない
当たり前のことなんですが、野地板がないと屋根はなりたたないのです。
(3)野地板が痛む原因は何か?
野地板が痛む理由は、2つあります。具体的に例を挙げてご説明します。
①「雨漏り」です。野地板が痛むのはたいていはこの「雨漏り」。この雨漏りにより野地板が腐ります。
当たり前なのですが、日本の家は木造です。木は水にさらされていると本当に腐ってしまいます。
②ルーフィングの経年劣化で野地板が痛む。40年もするとルーフィングは痛んできます。結果ルーフィングが痛むので、
水が屋根部分にはいり野地板が痛むということになります。
例を挙げると
40年ほどたった屋根部分です。ルーフィングが相当痛んでます。
屋根をはがした状態
赤丸印はもうルーフィングは切れております。
また野地板が雨に触れていることで反ってもいます!
このように野地板は「雨漏り」「時間」によって劣化していきます。
劣化することは仕方ないのですが、メンテナンスが必要です。
(4)野地板を直す方法とは?
野地板を直すこと簡単ではありません。理由は張り替えるためには、野地板を剝がす必要があるからです。
実は剥がすことは野地板だけでなく、構造材である「垂木」などにも影響を与えることにもなるので得策でないのです。
ではどうやってなおすのか?
それは、既存屋根の野地板に「張りまし」にて対応をしていきます。
実際「張りまし」は次のように張っていきます。
この野地板に「張りまし」を行っていきます!
部分的にはかなりの腐っている箇所もあります!
そしてこの箇所を次のように張っていきます!
また「張りまし」の良いところは、野地板2重張りのためにかなり野地板が強化されることになりますのでそれもメリットです。
(5)野地板の点検
今までのご説明で野地板がとても屋根にとって重要であること。そしてこの野地板は、時間が経つとかなり痛んでいることがある
ということが理解していただいたけたかと思います。
しかしこのような野地板の件をチェックすることをすることは、今回のように「リフォームをするときに発見できる」
だけでは遅いのと定期的に屋根に上り屋根をめくるのも大変です。
そこでお勧めは、
①屋根裏に上がって点検する
②屋根裏がないときは点検口を作る
③もしそれでも屋根に上がれない場合は屋根上を点検する
①は、屋根裏はかなり水がしみている場所もあるので注意が必要となります。
これが点検したときの屋根裏写真です。
②これは意外に簡単です。このようなものをつけていきます。
③屋根を点検していくこともたまにはお勧めです!
(6)まとめ
今回は野地板とはどのようにもので「家」「屋根」にとってとても重要であるものと考察をしてみました。
屋根の劣化は「雨漏り」、「経年劣化」2つがありますが、その「経年劣化」を生じるのは、築年数30年前後からです。
このようなお家のときは、早急に「屋根点検」をお勧めいたします!
①築年数30年ぐらいのお家
②屋根の塗装をしたことがある
③瓦屋根のお家である
④雨漏れしたことがある
⑤台風や大雨で修理をしたことがある
この5点に一つでも当てはまる場合は、「屋根点検」を早急にすることをおすすめいたします!
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神奈川県伊勢原市の屋根リフォーム専門店【屋根リフォームのウィズ】
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