リフォームお役立ち情報屋根カバー工法タイミング
REFORM USEFUL INFO.

UPDATE : 2025.02.21
塗装の次に考えるべきリフォーム方法それは、屋根のカバー工法。いわゆる 重ね葺きの方法
ですここでは重ね葺きの方法についてお伝えをしていきます。
この工法はとてもポピュラーです。既存の屋根材の上から、新しい屋根材を重ねて施工する方法
です。特に、古いスレート屋根の上にガルバリウム鋼板を重ねる工事が一般的です。
【カバー工法のイラスト図】
【実際のカバー工法施工例】
▼ Before:古いスレート屋根
▼ After:ガルバリウム鋼板でカバーした後
二つの視点からみることが重要です。それは、①築年数と②屋根の状態から考えることが 必要となります。
①築年数は?
築25年程度が一つの目安となります。この時期になると、屋根材の表面だけでなく、 屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)も劣化が進んでいることが多いためです。
【要注意な症状の写真】
ルーフィングの劣化写真はこんな感じ ↓
ボロボロであり、触ると固くて、穴が開いてます。
② 屋根の状態
実際に屋根材があるので、屋根材の下の防水シート(ルーフィング)がどのようになってい るかを見るのは困難です。そのためにもう少し有効なやり方が次の項目です。以下のような 症状が一つでも見られたら、カバー工法の検討をおすすめします(カバー工法チェックリス トとして合わせてお使いください)
③カバー工法チェックリスト
・屋根材の反りや歪み
(例:棟がうねったように変形した屋根材)
・塗装では直せない劣化
(例:大きく割れたスレート材)
💡 ポイント
これらの症状は、屋根の事を知らない方からでは判断が難しいものです。最近では、ドローンによる 屋根診断サービスを利用することで、安全かつ正確に状態を確認できます。
カバー工法はこのような工法
葺き替えはこのような工法
次にカバー工法具体的なメリットをお伝えします。
① 費用を抑えられる
それは、既存の屋根を撤去する必要がないためです。既存の屋根を撤去しないために、撤去費用と
撤去後の 廃材処理費用がかかりません。特にスレート屋根は古いものですとアスベストを使用し
ているものが多いためにコストが大幅に変わってきます。
② 工期が短い
これも大きなメリットです。屋根工事は天候に左右をされる工事です。雨が降ったり、風が強い
場合は工事をすることができません。したがって工事期間が長くかからないということは天候に
左右されることが少ないのです。
⚠️ 要注意ポイント
【野地板腐食】
野地板(屋根を支える土台)が腐っているケースでは、カバー工法は使えません。これは実際
に屋根に上って確認する必要があるため、気になる場合は必ず専門業者に相談してください。
このように、カバー工法は要注意ポイントがなかれば、コストパフォーマンスが高い選択肢と なります。ただし、判断は難しいところもあるので、適切な判断には専門家にご相談ください。
複数の業者に相談することが核心を取れることにもなるので業者の提案を比較検討することを
おすすめします。
【参考写真挿入箇所⑥:成功事例】
▼ カバー工法による改修で生まれ変わった屋根の実例
ビフォー
アフター
今回は屋根カバー工法のタイミングをお伝えしました。築年数が25年後前後に屋根のリフォーム を検討する場合や塗装を勧められたら屋根カバー工法も検討してください。無駄に塗装をしても お金も必要以上に負担するのは、もったいないのと家にとってもよくありません。 参考にしていただけたらと思います。