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屋根葺き替え詳細と費用

UPDATE : 2025.03.13

1-6 屋根葺き替え工法について

葺き替え工法は、既存の屋根材を完全に撤去し、新しい屋根材に取り換えるリフォーム

工事の中でも最も本格的な改修方法です。建物の耐久性と資産価値を維持する上で重要な

役割を果たしますが、工事規模が大きく、慎重な計画と施工が必要となります。ここで

お伝えしたいのは、ご自身が勉強されて、工事の知識を持っていただくことにより、業者さんに

質問をする質問力。そしてその業者さんのレベルや施工に関しての品質もチェックして、ご自身で

この業者に頼んでみようと理解していただくことが私たちの想いです。そのようにこのブログを

活用していただけるとよいと思っております。良い業者さんに出会える判断基準となれば幸いです。

1:葺き替え工事の手順 と重要ポイント

①事前調査・診断 今までの工事同様に下記の順に従い状態をチェックしていきます。                        

Ⅰ:屋根全体の劣化状態確認

割れている箇所や野地板の割れている箇所が踏んでみて柔らかくないかをチェックします。

屋根に乗ることで以外に分かります。傷んでいる場所。

例:屋根にのり下地の痛みをチェック

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Ⅱ: 雨漏りの有無と範囲の確認

屋根裏にはいり、野地板や垂木下地材と構造体の腐食していないかをチェックします。

かなり雨漏りしているかを確認することは重要なことです。なぜなら、雨漏れ原因も

知る必要がありますし、また雨漏り箇所を特定して直す必要もあります。

 

例:屋根裏の雨漏り箇所チェック

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② 既存屋根材の撤去

チェックした後に既存の屋根を撤去していきます。屋根材を撤去しながら

下地野地板なども併せてチェックすることをおすすめします。

もし屋根野地板がふかふかしている場合には野地板を補強をしていくことも必要です。屋根の下地

の野地板をチェックしないと屋根を葺き替えても意味がなくなってしまうので念入りに行う必要                            があります。

 

例:解体中の屋根

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例:解体後の屋根

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③ 下地野地板の補修・調整

屋根野地板が傷んでいる場合には取り替えもしくは、上から増し張りをいたします。増し張り

のメリット強度が上がることですが、若干従来よりは重くなります。また、取り替えるメリット

は綺麗になり強固になりますが、仮に痛みが軽微であっても解体することによりかえって工事が大

がかりになる場合もあります。

 

例:野地板補強の例

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綺麗になりました

 

④防水シートの施工

防水シートルーフィングの施工を行っていきます。新築時にルーフィングは耐久年数が長い

ものをつかうことが得策です。大抵は25年前後でこのようなルーフィングになってしまい

ます。

防水シート(通称ルーフィング)を強度があるものを使うことが大切です。

 

例:耐久年数が長いルーフィングの例

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例:ルーフィングの例

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⑤新規屋根材の施工

屋根の好みはもちろんお客様の意向がありますが、我々屋根の専門家からするとやはり

葺き替えでは軽い屋根で耐久性がよいものをお勧めします。

その屋根がガルバリウム鋼板の屋根となります。 下記は一例となります。

 

例:ガルバリウム屋根

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⑥役物の取付け

部材のことを我々専門家は、「役物」という呼び方をします。特別な部材という意味です。

屋根の部分を下記のように言います。言葉が難しいのですが、参考に張っておきます。

 

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ケラバ・その他部材の取付け

 

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換気部材の取付け

 

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棟部材の設置

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⑦シーリング処理

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(写真は、換気棟のシーリング処理)

⑧最終検査・確認

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3: 工事費用の内訳

葺き替え工事の費用は見積項目として 次のような項目となっております。

上記にある工事の工程に沿って見積項目をみることが分かりやすいです。

また項目が少ない、ないということは工事がしっかりと行われるのか事前に

確認することもできるので工事内容は大体ですが、理解した方がよいです。

また、業者としての信用度も図れること間違いなしです。

 

① 既存屋根材の撤去費用

② 屋根下地木材の補強及び補修(野地板補強)

③ 防水紙張り ルーフィング

④ 新規屋根材の材料費及び施工費用 (部材が別項目)

⑤ 部材(ケラバ、棟板金など)

材料と費用を分けて出す業者も多いのですが、この項目は分けて出す業者さんも多い

ようです。業者さんによっては項目を細かく出してくるところも多いのですが、

細かくなれば安心ですが、費用的には増えることが多いです。

⑥ 廃材処分費用

解体で発生した屋根材の処分費です。また新規で屋根を張るときの屋根材処分費も入ります。

 

⑦ その他で足場や養生費、諸経費

養生費が入ります。

 

4:工事費用の参考例

屋根面積 100㎡の例

解体費用     20万円から30万円

屋根下地の補強  25万円から30万円

屋根の葺き替え費用 100万円から120万円

廃材費用      20万円から30万円

 

合計:       165万円から210万円(税抜き)

もちろん屋根材の材料や屋根の大きさによっても違います。

 

5:工事しているときに気をつけること

リフォーム工事で契約するときに難しいのは工事は契約の時に選んだ業者さんが

どれだけしっかりと工事をするのか事前に分からない事です。適切な業者さんを

見つけるものとしては、ここでは簡単にポイントを挙げておきます。

 

① 現場で必ず挨拶をして礼儀正しい

② 天候に気を付けて工事を進める

③ 毎日豆に何の工事をしたのか報告をおこならない

④ 近隣へ配慮して工事をしている

⑤ 工事しない箇所などは養生を徹底している特に、雨養生はしっかりしている

⑥ 掃除をしていて現場がキレイである

 

6:まとめ

屋根の葺き替え工事は、建物の寿命を左右する重要な工事です。適切な時期に、信頼できる業者

による確実な施工を行うことで、長期にわたり安心して暮らせる住まいを維持することができます。

しかしながら、何が信頼できる業者であるかはご自身の判断となります。

見積内容と工事内容をしっかりと説明をきいたり、また、知識をもっていただくことにより良い業者

さんを選定できる基準としていただけると幸いです。