リフォームお役立ち情報雨樋リフォームの基礎知識|種類・費用相場・選び方のポイントを解説
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UPDATE : 2026.01.20

「雨樋って、いつ交換すればいいの?」「種類がいろいろあるみたいだけど、どれを選べばいいの?」
雨樋は普段あまり目立たない存在ですが、建物を雨から守る重要な役割を担っています。劣化を放置すると、外壁の汚れや傷み、さらには雨漏りなど深刻な問題につながることも。
この記事では、雨樋リフォームを検討している方に向けて、雨樋の役割と種類、費用相場、選び方のポイントまで詳しく解説します。

雨樋(あまどい)は、屋根に降った雨水を集めて適切な場所へ排水するための建築設備です。単なる付属品ではなく、建物を水害から守る重要な防水システムの一部です。
①建物の保護 雨水が外壁を伝って流れることを防ぎ、外壁の早期劣化を防止します。雨樋がないと外壁に直接雨水が当たり続け、劣化が早く進んでしまいます。
②基礎の保護 雨水を建物から離れた場所に排出することで、基礎周りの土壌浸食や地盤沈下を防ぎます。雨樋がなければ、雨水がそのまま基礎近くに流れ落ちてしまいます。
③美観の維持 雨水の飛散による外壁の汚れを防ぎ、住宅の外観を美しく保ちます。せっかく外壁リフォームをしても、雨樋を放置すると新しい外壁が早期に汚れる原因となります。
④快適な住環境の維持 軒下への雨水の落下を防ぎ、玄関先や窓周りでの水はねを防止します。
※外壁の劣化と雨樋の関係については「外壁を100年持たせるメンテナンス方法|種類別の管理ポイントを徹底解説」もご覧ください。

雨樋には形状や素材によってさまざまな種類があります。リフォーム時には、用途や予算に合わせて最適なものを選びましょう。
軒樋(のきどい) 屋根の軒先に取り付ける水平方向の樋です。外観の見た目に大きく影響するため、外壁や屋根のデザインとの調和が重要です。
竪樋(たてどい) 軒樋から集めた雨水を地上まで垂直に導く樋です。丸型と角型があり、丸型が一般的ですが、モダンなデザインの住宅では角型を選ぶケースも増えています。
集水器 軒樋から竪樋へ水を流す接続部品です。落ち葉が詰まりやすい箇所のため、落ち葉ネットの設置も有効です。雨量が多い場合は、竪樋と集水器の数を増やすことで排水能力を高められます。
①塩化ビニル製(塩ビ) 最も一般的な素材で、住宅の雨樋の約9割を占めます。軽量で安価、交換も容易なためコストパフォーマンスに優れています。ただし、紫外線により10〜15年程度で変形・劣化が始まり、30年程度で交換が必要になります。
②金属製(ガルバリウム鋼板) 強度が高く、高級感のある外観に仕上がります。耐久性は30年程度と長く、長期的なコスト削減につながります。外壁や屋根を高グレード素材でリフォームする場合に相性が良い選択肢です。
③ステンレス製 最も耐久性が高く、30年以上の寿命が期待できます。塗装も不要でメンテナンス頻度が最も少ない素材です。初期コストは高いですが、「最後のリフォーム」を目指す方やメンテナンスの手間を最小限にしたい方に適しています。
丸樋・角樋 断面形状の違いによる分類です。一般的に和風建築には丸樋、洋風建築には角樋が合うとされています。
デザイン雨樋 装飾性を高めた特殊形状の雨樋です。近年は住宅デザインの多様化に伴い、選ばれるケースが増えています。

雨樋リフォームの費用は、素材や工事範囲によって異なります。30坪程度の住宅での費用目安は以下のとおりです。
| 工事内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 竪樋の部分交換(1箇所) | 5,000〜15,000円 |
| 軒樋の部分交換(1m) | 3,000〜8,000円 |
| 集水器の交換(1箇所) | 3,000〜10,000円 |
| 素材 | 費用目安(30坪住宅) |
|---|---|
| 塩化ビニル製 | 15万〜25万円 |
| ガルバリウム鋼板製 | 25万〜40万円 |
| ステンレス製 | 40万〜60万円 |
※足場が必要な場合は、別途15万〜25万円程度かかります。外壁や屋根のリフォームと同時に行えば、足場代を節約できます。

雨樋を選ぶ際は、以下の5つの視点から検討しましょう。
今後どれくらい住み続けるかで素材選択が変わります。10〜15年程度であれば塩ビ製で十分ですが、30年以上住み続ける予定なら、ガルバリウム鋼板やステンレス製を検討する価値があります。
外壁や屋根のリフォームと同時に行うと、足場代を節約できて効率的です。また、高級外壁材を使用する場合は、雨樋も高品質なものを選ぶと外観の統一感が出ます。
※外壁リフォームについては「外壁塗装のタイミングはいつ?自分で判断できるセルフチェックのポイント」も参考にしてください。
積雪地域や台風が多い地域では、排水能力と強度を重視する必要があります。雨量が多い場合は、竪樋と集水器の数を増やすことも検討しましょう。
塩ビ製は経年で変形・破損が起こりやすいため、定期的な点検と交換が必要です。メンテナンスの手間を減らしたい場合は、ガルバリウム鋼板やステンレス製を選ぶことで、トータルのメンテナンスコストを抑えられます。
台風などの自然災害で雨樋が破損した場合、火災保険が適用できるケースがあります。破損の原因が災害によるものであれば、保険会社に確認してみましょう。

以下のような症状が見られたら、雨樋の交換を検討すべきタイミングです。
一般的に、塩ビ製の雨樋は30年程度で全体交換が目安となります。ただし、部分的な破損であれば、部分補修で対応できる場合もあります。
雨樋は目立たない存在ですが、建物の保護、基礎の保護、美観の維持、快適な住環境の維持という4つの重要な役割を担っています。
リフォーム時の素材選びは、住宅の残存耐用年数、他のリフォームとの関連、外部環境、メンテナンス性などを総合的に考慮して決めましょう。費用は塩ビ製で15万〜25万円、ガルバリウム鋼板製で25万〜40万円、ステンレス製で40万〜60万円程度が目安です。
外壁や屋根のリフォームを予定している場合は、雨樋も同時に点検・交換することで、足場代の節約と外観の統一感を実現できます。まずは現在の雨樋の状態をチェックし、必要に応じてリフォームを検討してみてください。
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