リフォームお役立ち情報外壁張り替えの手順を徹底解説|工事の流れと費用相場を解説
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UPDATE : 2026.01.08

「外壁の張り替え工事って、どんな流れで進むの?」「工事中に気をつけることは?」
外壁張り替えは、外壁リフォームの中で最も本格的な改修工事です。既存の外壁をすべて撤去して新しい外壁材に交換するため、工事の規模も大きく、費用も高額になります。
だからこそ、工事の流れを事前に把握しておくことが大切です。手順を理解しておけば、業者との打ち合わせもスムーズになり、適正な工事が行われているかを自分で確認することもできます。
この記事では、外壁張り替え工事の手順と費用相場、工事中の注意点まで詳しく解説します。

外壁張り替え工事は、以下の流れで進められます。各工程のポイントを押さえておきましょう。
工事に入る前に、外壁と建物の状態を詳しく調査します。この診断結果によって施工方法や工事の順番が変わるため、事前調査は必須の工程です。
外壁全体の劣化状態確認では、ひび割れや剥がれの箇所、下地の腐食状況をチェックします。外壁を押してみて柔らかい部分があれば、下地が傷んでいる可能性があります。
雨漏りの有無と範囲の確認では、室内側から壁や天井の状態を確認します。シミや変色がある場合は、下地材や構造材の腐食が疑われます。
外壁工事には足場が必須です。建物の周囲に足場を組み、安全に作業できる環境を整えます。同時に、粉塵や騒音対策として養生シートも設置します。
既存の外壁材を丁寧に撤去していきます。この工程が張り替え工事の大きな特徴であり、塗装やカバー工法との違いです。
撤去作業と並行して、下地や構造材の状態もチェックします。普段は見えない壁内部を確認できる貴重な機会のため、腐食やシロアリ被害がないか念入りに確認することが重要です。
※カバー工法との違いについては「外壁カバー工法のメリット・デメリット|費用相場と失敗しない選び方」をご覧ください。
下地が傷んでいる場合は、補修または交換を行います。この工程を怠ると、新しい外壁材を張っても長持ちしません。
補強の場合は、既存の下地に補強材を追加します。強度は上がりますが、若干厚みが増します。
交換の場合は、傷んだ下地材を新しいものに取り替えます。強固で綺麗な下地になりますが、工事は大掛かりになります。
構造材(柱や梁)に腐食が見られる場合は、この段階で補強や交換を行います。耐震補強や断熱材の入れ替えを同時に行えるのも、張り替え工事ならではのメリットです。
下地の上に防水シート(ルーフィング)を張っていきます。防水シートは外壁の防水性能を左右する重要な部材です。
2000年以前の住宅では、防水シートの耐久年数が20年前後のものが多く使われていました。張り替え時には、耐久年数の長い高品質な防水シートを選ぶことをおすすめします。
また、現在は「通気工法」が標準となっています。防水シートと外壁材の間に通気層を設けることで、壁内の湿気を外部に排出し、結露やカビの発生を防ぎます。
いよいよ新しい外壁材を張っていきます。張り替え工事でおすすめの外壁材は、耐久性とメンテナンス性に優れた以下の2種類です。
窯業系サイディングは、デザインが豊富で価格帯も幅広く、最も普及している外壁材です。
金属系サイディング(ガルバリウム鋼板)は、軽量で耐久性が高く、メンテナンス周期も長いのが特徴です。
外壁の端部や角部分に、専用の部材(役物)を取り付けます。役物には以下のようなものがあります。
これらの部材は、外壁材の施工と並行して取り付けていきます。
サイディングの継ぎ目(目地)や窓・ドア周りの開口部に、シーリング材を充填します。シーリングは雨水の浸入を防ぐ重要な役割を担っており、施工の精度が防水性能に直結します。
すべての工程が完了したら、仕上がりと機能を確認します。外壁材の浮きや隙間がないか、シーリングが適切に施工されているかなど、細部までチェックします。

張り替え工事は外壁リフォームの中で最も高額になります。30坪程度の住宅での費用目安は以下のとおりです。
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| 足場設置費用 | 15万〜25万円 |
| 既存外壁の撤去・処分費用 | 30万〜50万円 |
| 下地補修費用 | 10万〜30万円 |
| 防水シート施工費用 | 10万〜20万円 |
| 新規外壁材・施工費用 | 120万〜180万円 |
| 役物・シーリング費用 | 15万〜25万円 |
| 諸経費 | 20万〜30万円 |
| 合計 | 220万〜360万円程度 |
構造材の補修範囲や、選ぶ外壁材のグレードによって費用は変動します。耐震補強や断熱改修を同時に行う場合は、さらに費用がかかります。
※張り替えを検討すべきタイミングについては「外壁張り替えのタイミングはいつ?検討すべき4つのサインと費用相場」で詳しく解説しています。

張り替え工事を成功させるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
張り替え工事は技術的な難易度が高いため、業者選びが重要です。通気工法の施工実績があるか、見積もり内容が詳細に記載されているか、保証内容は明確かなどを確認しましょう。
工期が長くなるため、天候への対応が重要です。雨が続く梅雨時期は避けるのが無難です。また、住みながらの工事では、防水養生を徹底してもらいましょう。
構造材の健全性確認、通気層の確保、防水処理の徹底、断熱材の施工精度など、目に見えない部分こそ重要です。中間検査の実施を業者に依頼することもおすすめです。
外壁張り替え工事は、事前調査から始まり、撤去・下地補修・防水シート施工・外壁材施工・シーリング処理という流れで進みます。各工程にはそれぞれ重要なポイントがあり、特に下地の補修と防水処理は建物の耐久性を左右します。
費用は30坪の住宅で220万〜360万円程度が相場ですが、この機会に耐震補強や断熱改修も検討することで、長期的な住宅性能の向上につながります。
工事の流れを理解しておくことで、業者との打ち合わせがスムーズになり、適正な施工が行われているかを自分で確認することもできます。信頼できる業者を選び、建物の寿命を延ばす確実な工事を実現しましょう。
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