UPDATE : 2022.01.25
皆さんこんにちは。いつも現場レポートを読んでいただきありがとうございます。
この現場レポートはお客様やユーザーの方が疑問に思うことを解決をすることが1番の目的です。
塗装工事やお家のメンテナンスは
「メンテナンス必要だと理解しているけど何でやるの?」
「工事をしっかりやると言っているけどよく分からない。」
「屋根なんか特に見えないところだから本当に気になる。」
など素朴な疑問に答えていく、お客様の心配事を解決することをしたいと思って
書いております。そして皆様のお役に立てれば幸いです。
(1)屋根によって違う塗装の仕方
I様邸のお家は屋根が「コンクリート瓦のモニエル」というものです。
この瓦、実は外国のもので所謂、高級屋根の部類に入ります。高級というのは、高価である
と理解してください。
ですが高いから雨漏りしないや、安い屋根だから雨漏りしにくいということではありません。
見た感じも素敵なこの屋根、これは「粘土瓦」ではないので塗装が必要な
コンクリート瓦なんです。
モニエル瓦といって高級分譲地には数多くこの屋根が葺いてあります。
このように重厚感がある屋根なんです。↓
この「モニエル瓦」の塗装は特殊で、下塗りを2回しないといけません。
それだけ粘着をさせるためですね。そして下塗り後に中塗り、上塗りとするので合計4回塗りになるのです。
(通常の塗装は3回塗り)
そもそもこのモニエル瓦はスラリー層と呼ばれる層があり、ここをしっかりと除去しないと剥がれてしまいます。因みに、この除去作業は昨日の高圧洗浄です。
塗装の様子を紹介します。
①下塗り1回目↓
②下塗り2回目↓
③中塗り↓ここから色を入れていきます。
④上塗り↓
(2)塗装をするとき注意すること
覚えておいていただきたいのは塗装は屋根の種類や外壁の種類によって変わるということです。
何でも3回塗りでよいというわけでないのです。
また、その屋根材によって下塗りの材料が変ってくるのです。
下塗りの材料は、こちらを使用しました。↓
NT層 NT瓦塗替え工法 モニエル瓦専用(メーカー:日本特殊塗料)
上塗りの材料はこちらを使用しました。↓
2液弱溶剤シリコン樹脂塗料 リリーフNADシリコン(メーカー:ニットク)
この組み合わせでモニエル瓦の塗装はしっかりとできます。
このように屋根材の基材により下塗りを選んでいきます。
そしてその後の中塗り、上塗りは下塗りに合わせていきます。
塗装で一番大切なのは下塗りなのです。何事も一番は基礎(ベース)が大切です。
住宅も基礎がしっかりとしないと最後倒れてしまいます。
今日のポイントは、屋根材の基材材質によって使う塗料が変ってくることです。
そこを塗装をするときは抑えてください。そこを怠ると必ず剥がれてきます。
ご自分のお家はご自分でもきにしていただきたいと思います。
不明点があれば何なりと申しつけください。
次回は、付帯部分の施工をご紹介したいと思います。
UPDATE : 2022.08.09
UPDATE : 2022.08.05
UPDATE : 2022.08.04
UPDATE : 2022.08.02
UPDATE : 2022.08.01