UPDATE : 2022.07.29
防災瓦について 最新の瓦情報をお伝えします!
(1)防災瓦とは何か?
(2)なぜ瓦が地震で危ないと言われているのか?
(3)そもそも屋根が重いと何が問題なのか?
(4)瓦の家にするときのメリット
(5)まとめ、瓦を採用するときに必要なこと?
(1)防災瓦とは何か?
瓦というと重くてそして、地震にはあまり良いイメージがないと思います。理由は簡単でこんな光景を思い浮かべてしまいます。
大震災が起こった時には、まず瓦が落ちたりする被害が出て、瓦があまり良くないといった感じになってしまいます。
そこで開発されたのがこの防災瓦というものです。
防災瓦の特徴は、
①瓦自体にロックがついているのでずれない工法になっている
②新しい構法で土などをのせなくても施工ができる
①は、このように一枚一枚の瓦をロックすることができます。
出典 新東HPより
このように、一枚一枚の瓦をかませるようにしそしてロックすることができるのです。
このように防災瓦というものは、以前の瓦より進化しております。
https://www.try110.com/bousai_kawara/ も参考になります。
昔の瓦は、このようなように葺いてあります。
この写真をみていただくと分かると思いますが、ただ瓦が載ってるだけなんです。
これであると「強い地震」が起きると確かにずれてしまうことがあきらに理解できます。
(2)何故、瓦が地震で危ないといわれているのか?
瓦が危険と言われているのは、地震時に瓦が道路へ落ちてきたときに人へぶつかったりまたその瓦で道をふさいだりしてしまうからです。そして何より瓦が他の屋根材と違うのはとても「重い」ために他の屋根よりも危害が大きいことです。
瓦が危険は、落ちてしまうことなんです。
(3)そもそも屋根が重いと何が問題なのか?
皆さんも少しは聞いたことあると思いますが、瓦が重いので家自体に良くないということを聞いたことがあると思います。
その原理はこのようなものです。
屋根が重いと屋根は家の頭ですからよく振られるというイメージです。
そして、また屋根が軽い、頭が軽いと振られるのが少ないイメージとなります。
しかし、ここで誤解もあります。
地震が多い → 建物よく振られる → そして地震で家が倒壊
つまり、 屋根が重い = 「家が倒壊する」という考え方です。
この論理は合っておりません。
地震で家が倒壊するのは、「旧耐震基準」「壁の強度がない」といったことになります。
つまり、「屋根が重い」「屋根が軽い」によって定められているのは、「耐力壁があるのかどうか」といことになります。
詳細は、こちら ↓
(出典:鶴弥HPより)
この資料にもあるように、実は屋根の重さでなく壁の強さ、家の強さになります。
(詳細はこちらを参考に(出典:鶴弥HPより))
(4)瓦の家にするときのメリット
瓦をご自宅の屋根材に採用する場合にも実はメリットがあります。
それは、
①とても色があざやかな屋根材が多い。瓦は天然色です。
②瓦を採用するとメンテナンスが少なくて結果安くすむ
こちらをみてください
(出典:鶴弥HPより)
瓦の一番のメリットは「塗装が不要」ということになります。したがって、経済性のメリットはとても大きいのです。
防災瓦と家自体の耐震構造が担保されていると瓦屋根でも何も問題ないということになります。
(5)まとめ
瓦を採用するときに必要なこと
今までの説明で瓦屋根が実は「地震に悪い」ということが直接関係ないということが分かったかと思います。
最後にまとめますと
①瓦が危険といわれているのは、昔の施工方法が載せているだけ釘でも留めていないところもあるので地震で落ちてしまった
②屋根が重いのは、家が揺れることには影響するがそれは地震で倒壊することでない
③地震で倒壊する家は、「壁量」が足りない ということ
この3点がポイントとなります。 瓦の誤解を解いてもらうことも必要であるとおもいます。
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神奈川県伊勢原市の屋根リフォーム専門店【屋根リフォームのウィズ】
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