UPDATE : 2021.12.14
(1)外壁塗装の材料を選ぶ基準はまず「塗料の耐候年数」=「次回の塗替え目安」
外壁を塗る時に、塗料にも種類があるということは、皆様ご存知かと思います。
その時にどんな基準で「塗料」を選定したらよいか分かりますか?
実は塗料の選定がまず一番大事なことだと思います。
業者さんのいう事も勿論、信用しないといけませんが、
ここでは最低限「外壁塗装」を買うということを考えると必要な知識を持つべきだと
我々は思っております。
そこでまずは、外壁塗装の種類を
「塗料の耐候年数」=「次回の塗替え時期明安」と考えると
実は次のメンテナンスがいつになるかということも踏まえて考えることができるので分かりやすいと思います。
通常お家を建てて、今の外壁材であると、
①築後(購入した時の年齢)から15年前後
②その後から15年前後(築30年前後)
③そして、更に15年後(約築45年前後)
このようなサイクルで塗るのがセオリーとなっております。
この築後に購入したときの年齢を足してもらえると、大体何歳で「メンテナンス」をする必要が
あるかを考える目安になるわけです。
では、一般的な塗料のご紹介です。
①シリコン系塗料→10年~15年くらい
②フッ素系塗料→15年以上~20年くらい
③無機系塗料→18年~20年以上くらい
塗料でこのくらいという言葉を使うのは、実は建物が建っている環境によってことなるからです。
例えば、お家が密集しているように建っていると実はとても風通しが悪いのでコケや
藻が生えやすくなったり、雨がふったときに外壁の乾きが悪くなります。
そのため、風通しが悪い家は痛みが進んでいきます。
それだけ自然の要素がかなり影響もしてきます。
(2)実際にどのように塗料を選定すべきか?
塗料を選ぶ時の基準として耐用年数が中心になるようにするということが、一番の考えですが、
それだけでなく、次の点で考慮をして決定することがよいと私たちは思っております。
大きく分けて5つあります。一つ一つ解説します。
①耐用年数 = 塗料のグレード
先ほど(1)で書いた通りです。
②塗料の特徴 弾性塗料か否か
塗料には実は、伸びやすいもの、固いものがあります。
これは塗る外壁によって使い分けることがよいです。
近年サイディングボードを使った住宅が8割ですので、弾性という
塗料はこのサイディングボードには適しておりません。
外壁によって適したものと適してないものがあるので、気を付けて下さい。
③1液型か2液型なのか?
1液性とは水系の塗料、2液性とは溶剤系の塗料を言います。
水系と溶剤の違いはまず匂いです。
以前はいわゆる「シンナー」のようなツーンという2液の塗料が普通でしたが、
最近は匂いが少ない「水系」が主流になってきました。
また、水系のデメリットは、実は耐候年数が溶剤系よりも短いことです。
つまり、溶剤系は水系よりも2年ぐらい長くなります。
④光沢があるのかないのか?(艶がどうなっているのか?)
光沢とは、テカテカと光っているかいないかということとなります。
つまり、艶を調整するものです。以前は塗装をしたらテカテカ光って塗っているといる感じでしたが、
最近は艶消しが流行ってますよね。
⑤その他オプション→機能的なもので考える
最後の機能的とは「遮熱塗料」といったものや、
「断熱性塗料」また「無機系」などのプラスαのものが塗料に付加されているものとなります。
このように塗料を選ぶには、
・耐用年数と次のメンテナンス時期を考える
・そしてどのような付加機能があるとよいかを考える
・そして最後に予算感というか、ご自分で払うことのできる金額を考慮する
この3つを考えていただけるとよい塗料を選ぶことが出来ると思います。
K様邸では、このように塗っていきました。
①高圧洗浄↓
②下塗り↓
このように下塗りはとても白っぽく見えます。
③中塗り↓
下塗りした後に、色が付いた塗料を塗っていきます。
④最後に上塗りです。↓
綺麗に仕上がりました。
今日は塗料の選び方を紹介させていただきました。
次回は、どのような色だとお洒落な家にできるかといったことを
お伝えしたいと思います。
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