UPDATE : 2022.01.11
(1)なぜ軒天材には木材とその他があるのか?
今日からどこの会社も本格的な仕事が始まりましたね。
あいにくの雨ではありますが、工事をしっかりと提供してお客様のお家が少しでも長持ちするように
していきたいと本年も改めて思う次第です。
まず軒天材を塗るにあたり、軒天材の材質についてお話しさせてください。
軒天材の材質は、木材のものと、不燃材(燃えない建材)という2つのものがあります。
それは、何が違うのかというと、文字通り、木かその他セメント系の材料を使って
できているものです。(セメント系を不燃材と今後呼びます)
なぜ木と不燃材の両方があるのか皆さんは分かりますか?
実はそれは建築基準法の法律が絡んでおります。
今では木造でも
準防火地域(都市計画法第9条20項において「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」)で
建てることが出来るのと、また、
耐火構造(建築物の部分の構造のうち、建築基準法施行令第107条で定める技術的基準に適合する耐火性能を持つ構造を指す)
の建物も木造とサイディングを使ってできるようになりました。
そもそも田舎というか低層住宅のところは、準防火地域は無いので
不燃材に使用しなくても良いものなっているようですが、沢山家が建ってきた近年の時代の変化により、
全てのものが不燃材を使うようになってきております。
理由は単純です。火災が広がらないようにするためであります。
火災が広がらないようにとは、火災が仮に起こったときに、隣の家に火がうつらないようにするためです。
火災拡大の原因は火が移ることにより広がっていくことが原因なのです。
なので、住宅地の家でも最近は不燃材が使われていきます。
そして、今では、軒天も塗装をしなくても塗装をしたものをそのまま使う事になってきました。
それは塗装屋さんが入ると工程が長くなるのと、また塗装を毎度する必要が
でてくるので実はメンテナンスコストもかからなくなるのです。
今回はケイカル板というものでした。
このケイカル板とは、ケイ酸カルシウム板の略称なんです。細かいですね(笑)
様々な種類のケイカル板が掲載されているのでURLから是非見てみて下さい。↓
https://www.chiyoda-ute.co.jp/form_download/download_exe/pdf/catalog_keikaru-sogou.pdf
今回の軒天塗装の様子です。↓
しっかりと塗りました。
軒天があると何がよいのか?
軒天材はそもそも軒というものの位置に張る化粧材です。
軒部分があるのは、屋根からの雨が建物にかからない、
そして昔のお家は軒の出がとても大きくて雨も屋根の下にいたらかからないでその軒下に
自転車屋物を置いたりしておりました。
軒天が大きい家のイメージは、こちらです。↓(出典ニチハ)
これぐらいあるとかなり大きいですね。
同じお家でもこんな形のお家もあります。
これは軒がないお家です。スタイリッシュでかなりかっこよいです。↓(出典ニチハ)
このように軒がない家は、雨がかかるので後に傷みがあると思いますので、
やはり軒があるお家を建てることをお勧めします。
しかし、今は敷地の土地が貴重であるため、なかなか難しいですよね。
明日は同じく付帯部の破風に関してお伝えしていきます。
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