UPDATE : 2022.03.24
(1)業界標準施工の通気構法
前回と前々回は突然でしたが、F様邸レポートになりました、今回からまたK様についてお伝えしていきます。
サイディングボードを張るときは、今になって「通気構法」と呼ばれるものが標準になりましたが、この構法は、
2000年まではあまり普及したものではなかったのです。(私が通称2000年問題と書籍で言ってます))
先日もご紹介しましたが、「通気構法」とは外壁材と家の構造材の間に、「すき間」をつくることにより、「外壁材の裏」に
湿気をためない、また雨や湿気で水分が多い外壁を自然に乾かしていくものです。
では、もし「通気構法」でなく、胴縁がない構法である「直張り」であるとどんなことが起こるのでしょうか?
起こることはズバリ、「塗装をしても塗装が剥がれます」こんな感じです
つまりこんな風に塗っても剥がれてしまうのです。
こんなになるといっても実はすぐにはこのようになりません。
徐々に外壁の剥がれがひどくなってきますが、塗れば塗るほど劣化することが多いです。
理由は、そもそも乾いていないサイディングに年数が経ってくるとその分水分がたまるので年数が経てば必ず劣化するのです。
場所によっては水分を吸って乾かないために、このような形で とれてしまう箇所もあります。
このように「胴縁」がないサイディングボード張りはとても注意が必要です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
詳しく書いてます(笑)
↓↓
書籍名:「あなたの持ち家があぶない!」
(2)胴縁をしっかりと取付完了でサイディング張り進む
先ほどのサイディングボードの通気構法ですが、よく不具合がでる箇所となっております。
しかし、一番の問題は業界的にも、社会的にも問題として取り上げられてないことが問題です。
知らない人が多いからですね。そのように知らないことが多く、お客様が困っているところを私は何度もみてきました。
お客様が知らないことは、仕方ないのですが、やはり我々業者が知らないとはいけないことだと私は思っております。
そのため、日々勉強ですね。
最後にですが、K様邸順調にサイディングをこのように張っていきました。
これでサイディングボードの張り工事完成です。
次回は、サイディングボード通気構法での 軒回りの施工についてお伝えしていきます。
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