リフォームお役立ち情報「屋根・外壁専門業者がお伝えする 屋根・外壁専門知識」その5(7月4日)

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神奈川県央・西湘エリア 工事棟数No.1(外壁メーカーニチハ株実績)

「屋根・外壁専門業者がお伝えする 屋根・外壁専門知識」その5(7月4日)

UPDATE : 2022.07.04

パミール屋根の最適なメンテナンス方法をさぐる

 

(1)パミール屋根とはどんなものか?

(2)パミール屋根が10年後にどうなるの? どんな状態なの?

(3)パミール屋根とコロニアル屋根の見分け方は?

(4)パミール屋根の不具合の直し方そして、メンテナンス方法は?

(5)まとめ

 

 (1)パミール屋根は、どんなものなのか?

パミール屋根とは何か聞いたことがありますか?この屋根、実は結構有名なんです。

コロニアル屋根と同じスレート系屋根の仲間の一つであります。

 

コロニアル屋根 → KMEW ですが、パミール屋根 → ニチハなのです。

このニチハとは、木造住宅で使用されている外壁材「サイディングボード」で国内のシェアを50%以上も

もっているとても有名なメーカーなんです。あまりにも身近なも家の外壁ですが、あまり名前を知られていないのは少し残念です。

 

一方、KMEWという会社も有名なんです。それは、木造住宅の外装つまり、「屋根・外壁・樋」と言われている

外装の3点セットである全ての商品を扱っているメーカーがこのKMEWといいます。(ケーミューと読みます)

 

このパミールとはこのような屋根材です!

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パミールは、1996年 ~ 2008年 まで製造されていました。今では作られておりません!

パミールとネットで検索すると、このような写真と剥離した写真がでてきます。

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この屋根材で私たちが気をつけることは、どうやってメンテナンスをすることをできるかを知っていないといけないのです。

理由は簡単で、屋根もメンテナンスが必要なんです。正しいメンテナンスをすることが家の長持ちである条件です。

 

(2)パミールの10年後はどんな状態に? 不具合例をみてみる

このようなパミールですが、一体何が問題なのでしょうか?

そもそもこの製造元であるニチハが当時言っていた問題点は、板のことでなく、「釘」のことを問題としていました。

釘が錆びて抜けてしまう可能性があることがパミールの問題点でした。

 

実はこんな表面がおかしな状態であるとは何も言ってません。少し不思議なところです。

 

実際コロニアル屋根と比べてみるとパミールはこのように 表面がめくれてしまってますが、

コロニアルはそのようになっておりません。

 

コロニアル写真

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パミール写真

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このパミールはまだあまりめくれてはいないようです。というのも時間があまり経っていないのでした。

 しかしながら、15年以上も経つとかなりめくれている感じです。

そして、弊社で扱った屋根の相談でもこのような状態でした。

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そして、洗浄をしたあとの屋根はこのようになります。かなり洗浄した後はめくれぐあいが ひどくなってます。

すこしひどいですね。

  

(3)パミール屋根とコロニアル屋根の見分け方

 

パミール屋根写真

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パミールの特徴

 

①軒先部分が直線でなく、少し凹凸部分がある!

②経年劣化すると少しめくれている

③雨が流れるような溝はない。

 

赤の線が一枚のパミールです。

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このような違いになっております。

 

コロニアルの特徴

①パミールとは違うが、軒先は凹凸がある

②斜めになっている。

 

ちなみに、コロニアル屋根はこれだけでなく、これはコロニアルネオ

「コロニアルNEO」 コロニアルネオ というものがあります。(そして、今の屋根材は「コロニアルクワッド」若干違います。)

  

このように まっすぐでないタイプもります。これは「グリシェイド」というのです。

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グリシェイドの特徴

①軒先分がまったく凹凸がありません。

②性能はコロニアルト同じでハウスメーカー用の屋根材

 

このようにコロニアル系の屋根はかなり種類があります。

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セイバリーの特徴

①軒先部分が、カービングしている。

②性能はコロニアルとかわらない。

 

スレート系の屋根材は見た目では似ているので、とても見分けが難しいですが、10年後ですこし表面があやしいのは

パミールとなります。これはとても見分けやすい。

 

また間違いないのは、新築でお家を建てた方には必ず「仕上げ表」なるものに記載されております。

そのご自身の仕上げ表をみることは一番間違いないです。そのご現物をみるまず間違いないです。

文字と実物を加えてみてください。

 

(4)パミール屋根の不具合の直し方そして、メンテナンス方法は?

 

パミールの不具合とはそもそもメーカーではパミールで付属していた釘に不具合がでており、この釘で留めていると

屋根材が飛んでしまう箇所があるということが問題でした。こんなことがでていました。

 

それとは別にこのような剥がれが沢山生じていたのです。

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メーカーの回答は塗れないとは言っておりませんで曖昧です。

しかし、塗装の職人はこれでは塗れないということははっきり言っています。

 

メーカーは「アルマ」という屋根材でカバー工法をしてもらうのは問題ないとは言っています。

塗装はできないけどカバーというのはとても曖昧です。

 

アルマはこの屋根材です

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このようにアルマで屋根を葺き替える。そしてアルマに葺き替えると今度はアルマの屋根材で

メンテナンスをするということになります。

 

(5)まとめ

 

今回はパミールの見分け方をお伝えしました。パミールがなぜ表面がめくれているかの原因はわかりませんが、

10年過ぎていて表面が怪しくなってしまっている屋根はパミールの可能性があります。

また、こちらにパミールといった屋根材の表面をよくみて比べていただいてもよろしいかと思います。

またご心配事などありましたら、弊社までご相談をください。

 

住宅メンテナンスに関する書籍を出版しました。

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