「セキスイかわらUのリフォームとメンテナンスについて」かわらUの特徴など

 

（１）セキスイかわらＵとはどんな瓦なの？

（２）セキスイかわらＵの特徴

（３）良くおこる不具合と注意点

（４）どういうメンテナンスが最適なのか？

（５）まとめ

 

 

 （１）セキスイかわらUといはどんな瓦なの？

 

セキスイかわらＵ　ずばりこのような屋根材です。

 

この屋根材は、今は製造をしておりません。製造されていたのは、１９７５年から２００７年までざっと３２年も販売されていた

ベストセラーの屋根材です。

セキスイというブランド力と当時「セキスイの屋根グループ」がかわらを扱う名目で工事店をグループにして診断から施工までを

していたものです。一説では５０万棟以上も実績があるというとても施工実績の多い屋根材です。

  

（２）このかわらUの特徴は？

 

 

こちらの写真は、以前お客様から弊社へご相談があったときのリフォーム前のものです。このようにかなり色が剥げてます。

かわらUの特徴は、

①大きい形をしているのでカバーしやすい屋根材

②そしてセキスイというブランドで売っていた屋根材

③かなり多くの実績がある屋根材

 

見たらとても特徴があります。

 

このかわらUですが、販売してから一度「アスベスト」を抜いた屋根材にもなっております。

 

この「アスベスト」がなくなったのを見分けるのは、

①割れにくい　→　アスベスト含み

②割れやすい　→　ノンアスベスト

 

簡単に表にまとめてみました！

製造年月日をみて判断するのが一番ですが、あとは、屋根材を留めているのが、「釘」か　「ビス留」これで分かるのが特徴です。

 

ここがビス留　→　　ノンアスベスト

このように棟部分がビス留めです。そのためノンアスベストです！

 

（３）よくおこる不具合

 

屋根のリフォームというと、基本は塗装をすることです。この塗装をすると不具合がおこりました。

 これは、塗装をして時間が経った後にはこのようになっています。塗装が剥がれるのが問題です！

 

この写真もみていただくとわかりますが、かなり色が剥げています。

 

このお客様　「塗ったら直るのでぬりましょう！」と言って塗ったらしいですが、うまくいかずこんな状態になったと言ってました。

この部分をみても以前の塗膜も残っていて剥げているのがわかります！

 

（４）どういうメンテナススがよいの

 

ずばりこの屋根は塗装をできません。塗装をしてしばらくすると塗装が剥がれてしまうのです。

そのために、

①築年数が経ち屋根材が古くなったら（３０年ぐらい）葺き替えをお勧めします。

②塗装をしてあまりに塗装が剥がれてしまっても葺き替えをお勧します。

 

Before

 

After

なぜ、３０年後には葺き替えをお勧めするのかというかという理由は、敷いているルーフィングが３０年も経つと劣化

するからです。

 

これは新しいルーフィングです。

 

このルーフィング３０年たつとこんなになってしまいます。ボロボロになります。

 

屋根は温度が高く熱いのでルーフィングも溶けてしまいます。

そして、防水機能もなくなり雨漏れもしてしまうのです。

屋根を葺き替えることで家を長持ちさせることが可能です。それは、水が家の劣化を早くするからです。

 

（５）まとめ

 

今回はセキスイの瓦Uのお話でした。

セキスイのかわらUという屋根材は、「塗ると剥げてしまう」塗装は不適と覚えていただきたいと思います。

また、この同じ時期に同じような瓦で松下電工のニューウェーブというものもありました。

気持ちウェーブの形が少ないかと思います。（かわらUに比べて）

こちらも実はアスベストが入っておりました。

特に塗装で剝がれがあったなどは聞いたことはないのですが、いずれにしても、もう大分古い材料であるので扱いには気を付ける

ことが必要です。何かご心配なときではいつでもご相談をください。

 

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神奈川県伊勢原市の屋根リフォーム専門店【屋根リフォームのウィズ】

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