UPDATE : 2022.07.25
屋根の形について 色んな種類がある屋根の形
(1)どれだけ?そしてどんな屋根の形・種類があるのか?
(2)それぞれの屋根形に関する特徴は?詳細に
(3)屋根の形と雨漏りの関係
(4)屋根の形を変えることはできるのか?
(5)まとめ
(1)どれだけ?どんな屋根の形や種類があるのか?
お家の屋根には色々と形があります。そして、屋根の形により名前と機能が違ってきます。まずは、どんな形の屋根があるのかと
簡単な特徴をお伝えします。
①切妻屋根
本を開いて伏せたような形の屋根
②寄棟屋根
棟を中心に四方に流れをもつ屋根
③片流れ屋根
1方向に傾斜した形の屋根
④入母屋屋根
切妻屋根の妻側下部を寄棟のようにした屋根
⑤陸屋根 ろくやね(りくやね)
水平または勾配がない屋根
⑥方形屋根
棟がなく、1つの頂点から四方または八方に向かって傾斜した屋根
⑦ルーフトップ屋根
最近流行っている屋上がある屋根
(2)それぞれの屋根形に関する特徴は?詳細に
それぞれの屋根形による特徴をもう少し詳細にみていきましょう!
①切妻屋根
Ⅰ この屋根は基本的な形のため一番雨漏れがしない屋根です。
仮に太陽光発電パネルを載せる場合は太陽が当たりやすい為発電もしやすい。(勾配的には6寸ぐらいがよい)
但し、家の位置にもよるので家の方角が大切である。
Ⅱ 小屋裏がある場合には少し暑くなることがある。
Ⅲ 赤丸部分は雨がもろに受けやすいので外壁メンテナンスが必要。
②寄棟屋根
Ⅰ全ての方向に屋根が伸びているので、耐久性は高い。
Ⅱ 伝統的な日本家屋的な家なので和風に向いている
Ⅲ 棟が多いために、台風などで飛ばされたり雨漏れしやすい。
③片流れ屋根
Ⅰ スタイリッシュであるので格好もよい
Ⅱ 小屋裏も設計して空間の無駄を利用しやすい形である
Ⅲ 屋根が一方に流れているので雨漏れしにくいが、風に煽られやすい形でもある
Ⅳ 南側に下がっていると太陽光パネルの発電はしやすい。(赤丸)
④入母屋屋根
Ⅰ 伝統的日本の家に使われていて農家のお家などで見るため風格があるデザインである。
Ⅱ 寄棟と切妻の合体したような屋根なので水も流れやすい。
Ⅲ 形が複雑な分建てるコストは高い
Ⅳ 入母屋部分は雨漏れもしやすい箇所である(丸印)
⑤陸屋根 ろくやね(りくやね)
Ⅰ 形がすっきりしていて家であるけれどもビルのようである。
Ⅱ 屋上を有効活用しやすい
Ⅲ 屋根がなく防水で施工をするので、雨漏れしやすい
Ⅳ 勾配(屋根の傾き)もないので水が溜まりやすく雨漏りしやすい
⑥方形屋根
Ⅰ 本棟部分がないためにとても強い構造である
Ⅱ 換気棟をつけることが特殊なものなので少し難しい
Ⅲ 正方形に間取りをする必要がある
Ⅳ 太陽光パネルは設置が難しい
⑦ルーフトップ屋根
Ⅰ 基本屋根がなく防水のために防水が切れたら雨漏りする
Ⅱ 屋根でない反面、広くスペースがあるので、いろいろと用途が広がる。
Ⅲ ビルのようにシンプルなデザインであるので格好良く見える。
(3)屋根の形と雨漏りの関係
屋根と雨漏りに関係するものをまとめると
①屋根の勾配が緩い、水がながれにくい
②屋根の形が複雑である
③壁と接するところが多い
となる。
現代の家のデザインをみると片流れが一番人気があるが、その片流れの屋根勾配が緩い場合(勾配が緩やか)が実は多い。
そうなると 片流れは屋根は水が切れにくいので漏れやすい。
また、陸屋根も同じように雨が溜まる可能性がある。さらに、壁と接するのが多いとなると、入母屋屋根です。
雨が漏れやすい順序をつけると、
①陸屋根
②片流れ屋根(但し、勾配による)
③入母屋屋根
と考えられます。
(4)屋根の形を変えることはできるのか?
屋根を変えるとは、実は屋根の骨組みを変える必要があります。写真はベランダになっている屋根を屋根の骨組みをつくり切妻の
屋根に変えたものです。
このように構造をしっかりと組みなおし、そして屋根の構造を作ることにより屋根を作り直すことは可能です。
この屋根では小屋組というところが非常に重要となります。
下の写真が切妻屋根の小屋組みとなるわけです。
(5)まとめ
今回は屋根の形とそして屋根の形による特徴をお伝えいたしました。
屋根を変えることは実は簡単ですが、構造をいじることが必要なために設計士に相談して構造を考えることが必要です。
また、構造を変えると雨漏れしにくい屋根に変えることも可能になります。
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神奈川県伊勢原市の屋根リフォーム専門店【屋根リフォームのウィズ】
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