UPDATE : 2021.10.04
このF様邸ですが、昨日は事前の外装診断
とくに外壁の診断をチェックしているところをお伝えしました。
こちらのお家外壁では水分計測定でかなり数値が高かったことが
大きく問題ということをお伝えしました。
この水分計が高いということは、
水分計高い → 水分多い → 外壁が乾燥していない → 通常の外壁は乾燥している
ということなんです。
ではどれぐらいが数値が平常というか問題なしかと言いますと
20から50までの数値です。
私たちは、50以上の数値が出た場合は問題であると
経験数からみております。
実際50以上あると何が起こるかと申し上げますと、
塗装は実は水っぽい、つまり、「湿っている」ところに塗ることが
問題が起きます。
もし塗ると塗装をした後で
塗装が剥がれてしまう「剥離がおきる」ことが問題なんです。
剥離とはこんな状況なんです↓
(F様のお家の写真です。)
違うお家の写真です↓
こんな感じでぶつぶつとなっているのはよく見かける光景なんです。
このような感じをみたら
少し点検することをお勧めいたします!
ところで、
このように剥離だけではよいのですが、
一番厄介な事は「水漏れ」「雨漏り」といった
水分をかなりの量で含んでいることです。
かなりの量水分を含むとはどういったことが起こると思いますか?
雨が降り雨や水が溜まる→水が乾かない→常時水、ずっと湿っている→乾かないから水に浸かっている状態になりシロアリが発生
そして柱など構造材がシロアリに食べられるという最悪のことになってしまいます。
このようにシロアリに柱を食べられてしまっていても、直せばよいのですが、
やはり早期の発見また、シロアリに食べられる前に事前に防ぎたいところです。
このF様邸では「水分計の数値」で判断するとまさにこのリスクが
かなり高かったことがお伝えしたいことでした。
そこで、このベランダの水分計で示しているところをしっかりと
現状を解析していかなければなりません。
今回アクションしたことは、
「ベランダの裏側をサイディングがどのような状況であるかを見ること。」
これが一番と考え実際剥がしをしてみました。
それがこちらの写真です。↓
これをみると分かりますか?
かなり湿っていて、外壁材の下にある「構造用合板」
と言われるものがもう色が変わって腐りかけておりました。
これでまず
「水分計での高数値」→「外壁内木材腐食」
と結びつきました。
ここで次に他の場所が腐っていないかということ、
この数値で測った場所だけが問題かと確かめることです。
そこで、もう少し剥がす範囲を広げてみました。
そうしてみたのですが、こちらの写真です。
これをみるとかなりというかほぼ全面的なですよね?
結果剥がしたをしたのは、ベランダの裏側全面を剥がしてみました。
結構この裏側「えっ!大丈夫ですか? 」
という感じです。
ここで感じていただきたいのは、
「水分測定結果」=「腐食をしている可能性大」
と思っていただきたいのです。
先ほども申し上げましたが、この状態ではおそらく問題だったのです。
数値計測の大切さが理解できる一部です。数値が高いことは
やはり問題だったということでした。
さて明日はこのベランダの表側がどんな感じであるのかの確認をしてご紹介をしたいと
思っております。楽しみな半分どきどきも半分なんです!
明日に続きをご紹介をいたします。期待してください。
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