UPDATE : 2019.07.17
外壁に使われるサイディングの種類と費用の目安、一体どのようなサイディングが自分の家に適しているのか? この記事を読むと5分で理解できます。
近年の住宅において、一般的になっている外壁素材の「サイディング」は優れた点が多くあります。
サイディングの特徴から、耐久年数や修繕が必要な時期とその見極めポイント、種類、メリット・デメリット。
サイディングのトラブル(割れ、反り、浮き、剥がれ)商品ラインナップなど。
まずは、伊勢原・厚木・海老名・の神奈川県央エリア、西湘エリア「工事棟数NO.1」※「窯業サイディング塗替診断士取得」※
私たち「ウィズリフォーム」のプロ意見を参考にしてみてください。
サイディング外壁を含む施工料金例まで、徹底解説いたします。
※(外装メーカーニチハ(株)実績)
※「窯業サイディング塗替診断士」は一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会の認定資格 サイディング材メンテナンス技術研究所の相談員の資格です。
サイディングとは、住宅に使われる外装材の一種です。耐久性や耐火性に優れています。
素材やデザインも豊富で見た目も美しいことから、近年の主流となっており、現在日本の新築住宅の外壁の80%以上はサイディングが使われています。
当社ウィズリフォームでは、外壁のサイディング施工実績は25年以上もあり,大変得意としている分野の一つです。
サイディングの施工法は、サイディングボードと呼ばれる板状(パネル)素材を、建物の骨格に合わせ張り付けていきます。
ボードのつなぎ目(目地)は、シーリング材と呼ばれる材料でつないでいきます。
お好みに合わせた外観を自由につくれることも、人気の理由となっています。
サイディングの特徴は主に以下です。
種類 | ポイント | メリット | デメリット |
窯業系サイディング | デザインのバリエーションが豊富 | ・耐久や防火性に優れている ・遮音性に優れている ・施工時間が短い ・価格が安い |
・吸収性があるため変形しやすいい |
木質系サイディング | 木目の温かさを感じられる | ・ナチュラル感がある ・断熱・保湿性に優れている |
・メンテナンス頻度が高い ・価格が高い |
金属系サイディング | スタイリッシュで寒冷地域で本領発揮 | ・耐久・耐水に優れている ・断熱性に非常に優れている ・凍害に優れている |
・メンテナンス頻度が高い ・急激な温度変化に弱い ・サビや傷などが発生しやすい |
窯業系サイディングはセメント質と繊維質などを原料にして高熱処理して作るサイディングのことです。
耐久性もデザイン性も高いことから人気の外壁材です。
煉瓦や石のような手触りや質感の違いなど種類も豊富です。
近年では、天然木ならではの美しさと通気性を兼ね備えながら、優れた耐久性も持って、国土交通省認定を受けた、天然木に防火機能を加えた認定商品もあります。
シャープなデザインなど、建物や個性に合わせて選べるガルバリウム鋼板が主流です。軽量で断熱性や耐久性に優れていることから、新築はもちろんリフォームにも人気です。金属系サイディングはメンテナンスフリーの外壁材として、頑丈で断熱性や耐久性、耐震性に優れています。但し表面のメッキや塗装が剥がれてしまうとサビが発生しやすくなります。
サイディングのトラブルにもいくつかの種類があります。
サイディングのトラブルを発見しても、実際は、補修せず放っておいたままのお住まいも少なくありません。
しかしサイディングで発生した不具合は、放置していては大変危険です。
これから、サイディングのトラブル種類と原因、補修方法を詳しく説明します。
クラックとは、建物の外壁や内壁、基礎などにできる亀裂やひび割れのことです。
割れる原因としては、経年による自然の劣化や地震等の自然災害が影響する場合もあります。
中には、不適切な施工法が原因で、施工して数年の早い段階で割れが発生するケースも。
劣化の中でも、サイディングのヒビ割れは外観の美しさを損なうだけではありません。
割れた部分が雨漏りの原因にもなります。またそのまま放置しておくと、中の木下地が腐り、最悪の場合には、構造材といわれる柱や梁などにも大きな影響を与える可能性があります。どのような原因でも早期発見・早期補修が大切です。
クラックの状態を確認して補修が必要なのかどうかを見極めましょう。
クラック補修の有無を決めるのは、クラック(亀裂・ヒビ割れ)の太さです。
外壁材の端部または、張り合わせ箇所が反りあがったり、浮いてきたりすることです。
釘の留め忘れによりサイディングボードの一部に反りや浮きが起こるのがほとんどです。凹凸のあるサイディングですと、気がつきにくいのですが、施工から10年前後で出てくることが多いです。また、何らかのトラブルが原因で、サイディングボードの内部に雨水が入り込み、濡れたり乾燥したりを繰り返しているうちに、はがれが出て、端部よりめくれが発生する場合もあります。しかし、そもそも施工時の釘留め、金具施工が不十分な事が原因だったりします。サイディングの浮きや反りは、放置しておくとますますひどくなります。
まずは反っているボードを調査します。
施工時のクギの打ち忘れがないか、どの程度反っているのかなど、反りの原因と状況をしっかりと確認します。
1 先孔加工での留め付け
軽度の反りであれば、ビスまた、釘の打ち増しで補修を行います。
軽度とは、手で押さえたときに元通りの位置まですんなりと戻るような状態です。
補修に使用したビスの頭には、錆止め用の塗料も塗り、表面上も綺麗に仕上げます。
2 サイディング張替え
打ち増しだけで補修しきれない場合は、既存のサイディングを取り外し、張り替えを行います。
一度反りや浮きが発生した部分です。また同じトラブルが起こらない様、細かい間隔でしっかりと留め付けを行います。
サイディング塗膜の剥がれや塗膜の膨れ(ふくれ)、塗料の表面を手で触ると粉がつく状態(チョーキング)などのことです。
紫外線などの影響によるものや、雨水や屋内からの湿気が原因となります。また、表面がはがれて、カビの発生する場合があります。チョーキング(手に粉が付く状態)は実際手で触ってみないと分からなかったりしますし、カビもあまり目にしない部分だとなかなか気づかす、表面がひどく剥がれてきて、初めて気が付くというケースも多く見られます。
軽い剥がれであれば、塗装の補修で済むかもしれません。しかしひどい場合はボード自体の張替えが必要になってきます。特に湿気が原因だったりすると、表面だけはなく内部まで傷んでしまっている可能性もあるからです。問題の原因が水分を含んだことであれば、表面の剥離部分を除去除去(撤去)するだけでなく、再発防止対策をすることになります。
※含水系を使って含水率を測定します。50%を超えるとかなりの含水率が高いと言えます。
1 パテと塗料で元通りにする方法
現状のサイディングを活かし、剥離部分を補修します。剥離した部分をサンダー等で綺麗にし、上からパテで形を作ります。その上から塗装して元のサイディングに近づけていきます。
2 サイディングを張り替える
剥離したサイディングを取り外し、新しいサイディングを貼り付けます。しかし同じデザインのサイディングが廃盤になっていることもあり、部分のみの張替えが難しい場合もあります。
シーリング、コーキングとは、合成樹脂や合成ゴム製のペーストで、サイディングボードの目地や隙間などを埋めるのに使われています。
サイディングボードは、水を吸い、太陽にあたり乾燥することにより、伸びたり、縮んだりします。その伸び縮みの干渉を防ぐために、 シーリング(コーキング)があります。シーリング(コーキング)は経年により劣化していきます。劣化の主な原因は、紫外線や風雨、地震などの自然災害による影響で劣化していきます。シーリング(コーキング)は劣化すると、ヒビ割れ、硬化、剥離などが発生します。またシーリングにプライマーという下塗り剤を塗布しなければ、10年もたたないうちにサイディングの目地が開いてきてしまいます。口がぱっかりと空いているような場合は、プライマーが少ないときの現象です。劣化したまま放置しておくと、サイディングの内側に雨水が入リ込むことになりますので、早めの打ち替えが必要になります。しかし雨水が浸入するからといって、直接雨漏れが起きるわけではありません。サイディングの防水は、一次防水がシーリング(コーキング)で、2次防水として、防水紙、防水テープで止めています。パネルや建物に影響が出るほど劣化が進む前の対策が必要です。
シーリング材の劣化へ有効な対策は、既存のシーリング材を撤去しての打ち替えです。劣化した既存のシーリング材の上から新しくシーリング材をかぶせる方法もあります。しかし劣化部分も残りますので、トラブルが再発する可能性は残念ながら、高くなります。(サッシ周りなどは、上からかぶせる場合が多い)
サイディングボードに何らかの理由で穴が空いている状態。ご自宅の外壁サイディングに、穴を発見した場合はすぐに対処しましょう。
人的ミスによるものが考えられます。自分でサイディングに穴を開けたり、釘を打ったり堅いモノをぶつけたりして、サイディングに穴があいてしまう場合などです。外壁サイディングの内側は、通常、通気層(空間)になっています。その次に防水シートがあり、内側の下地を雨風から守っています。穴があいてしまうと、防水シートや下地の劣化を早めてしまう原因にもなります。
穴や破損のサイズによりさまざまな資材と方法がありますが、塗装のみならず、穴などの破損場所を再現するように補修をします。修復+元の状態に再現するというイメージです。
サイディングも空気中のほこりや排気ガスなど、経年による汚れは免れません。
空気中のホコリや車の排気ガスなど、時間が経つにつれサイディング表面の凹凸部分にそれらが溜まっていきます。そして雨や湿気により水分を含み、壁を伝って下へ流れ出します。その伝った跡が外壁の汚れの原因となる場合が多いです。また、湿気の多く日の当たりにくい場所だと、カビや藻が発生したりして汚れて見えます。
汚れが軽い場合は、水で洗い流すだけで大丈夫ですが、塗料を塗ったりサイディングの何らかの施工をしたりする前に、高圧洗浄をする場合があります。塗装された外壁の表面には汚れ以外にも、塗料の表面を手で触ると粉がつく状態(チョーキング)などの古い塗膜が剥がれやすくなっていることもあります。新たな塗装などを定着させ長持ちさせるためには、しっかりと汚れを落とすことが必要です。また、チョーキングがひどい場合は、しっかりと拭き取ってから塗装をします。ちなみにサイディングの種類や劣化の状態によって、適する塗料は変わります。塗り替えに使われる主な塗料は以下のようなものがあります。
・アクリルシリコン樹脂塗料
・フッ素樹脂塗料
・アクリルシリコンにコーティング
それぞれ特徴があり、耐用年数も違ってきます。
サイディングから雨水などが入り込み、下地から徐々に水分が家の躯体に侵入して、躯体が腐ったりする場合があります。さらに雨漏りで家の中に湿気がこもったりカビが生えたりする悪影響があります。
雨漏りの原因は、主に3種類あります。
1 外壁や屋根の破損
サイディングは材質がしっかりしていても、ひびや割れなど破損があったら、当然、雨漏りしてしまいます。
2 劣化
サイディングの塗装の劣化、またはサイディングの隙間に使われているシーリング材の劣化によって、雨水が侵入する場合があります。
雨漏りしている場所に防水シーリングを充填する方法があります。しかし、雨漏れは大抵防水紙が結局だめになっている場合が多いです。家の内部が傷んでいる場合は、サイディングをはがし、下地や家の躯体修理、新しいサイディングを張る工事になってしまいます。雨漏りで、どの程度家が傷んでいるかは、サイディングをはがしてみないと、正確にはわかりません。サイディング剥がして張り替える技術と実績にかけては、当社ウィズリフォームは、大変自信があり、他社に無い特徴と言えます。
施工料金例 (条件:建築面積30坪の一般住宅の場合)
ご自宅を長持ちさせるために、最適な料金でご提案させていただきます。
外壁塗装 |
75 万円〜 (税別) |
屋根/外壁塗装 |
95 万円〜 (税別) |
外壁張り替え |
220 万円〜 (税別) |
いかがだったでしょうか?
近年では新築時から、外壁サイディングを使用することが多くなりました。外壁サイディングの種類は、複数のものが用意されています。サイディングには、モルタル製の外壁などの上にも、被せる方式で施工可能なものもあります。また窯業系はリアルで自然素材のようなやクスチャーのモノまでが豊富に用意されています。リフォームの場合には、それぞれの家のトラブルや劣化状態によって、必要な工事は異なり、業者が勧める工事内容や提示する費用も変わります。
そして、サイディングは、見た目や費用だけでなく、長い目で考えることが大切です。
しっかり厳選し、末永く快適な暮らしができる住まいを目指したいものです。
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